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2008年2月23日
関東地方に春一番、4月上旬の暖かさ…昨年より9日遅く
気象庁は23日、関東地方で﹁春一番﹂が吹いたと発表した。昨年より9日遅かった。
日本海上の発達した低気圧の影響で、東京都内では午後1時24分に最大瞬間風速15・9メートルを記録。横浜でも23・4メートル、千葉では22・9メートルの強い風が吹いた。
気温も朝から上昇。都内では午後1時過ぎに最高気温が17度に達し、4月上旬並みの暖かさとなった。
低気圧が通過した後は再び冬型の気圧配置に戻り、真冬の寒さが続く見込みという。
︵読売新聞︶
境内には梅が咲き始め、春の気配も濃厚になってきました。
今日は一日中北西からの強風が吹き荒れ、空は黄色く遠くの景色が霞んでしまっています。
おそらく黄砂が飛んできているのではないかと思われます。
※煙霧︵地上から撒き上がった乾いた微粒子により視程が10km未満となっている状態︶という可能性もあります。
<気象庁発表今日正午の天気図>
もし黄砂だとしたら、それは主にユーラシア大陸、中国北西部の黄河流域に広がるゴビ砂漠、タクラマカン砂漠などの細かい砂が低気圧の上昇気流によって吹上げられ、偏西風に乗って東方に流され、それが日本に到達したものです。
偏西風は砂だけではなく、中国の工業地帯から発生した大気汚染物質を大量に運んできているために、健康に悪影響を与えるとも言われます。
はるか東方の日本にさえも深刻な影響を与えているのですから、中国国内の影響の大きさは想像に難くありません。
黄砂は植物にミネラルを供給するというプラスの面も確かにありますが、中国国土の18パーセントが砂漠と化し、現在も砂漠化が進行している状況を見ると、黄砂現象は今後ますます増えていくことが予想されます。
困ったものです。
関連サイト
■黄砂対策への環境省の取組