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春の陽射しに誘われて福寿草が一斉に開きはじめました。
あざやかな黄色がいっそうあざやかに輝いています。
この輝きは偶然によるものではありません。
福寿草は日の出前には花は閉じています。
また、日の入りとともに再び閉じます。
太陽の陽射しを受けるとたちどころに花開き、太陽の方向に向かって咲きます。
しかも花弁がパラボラの形をしているため、光は反射して花の中心部に集中します。
この写真をご覧下さい。
一目瞭然ですね。
この季節に咲く梅の花は甘い香りを漂わせますが、福寿草は香りや蜜ではなく、この「光」によって虫を集め、受粉するという知恵をもっています。
冬から春にかけて、虫たちに目立つよう、そして虫たちが暖かい場所を好むということを知っているのですね。
幸せを呼ぶ福寿草。
眺めているだけで幸せになりそうです。