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2007年11月 2日
NY原油、史上初96ドルを突破…金も28年ぶり高値
ニューヨーク商業取引所の原油先物相場が10月31日︵日本時間11月1日︶、米追加利下げなどを受けて急騰し、史上初めて1バレル=96ドル台をつけた。
国際的な指標であるテキサス産軽質油︵WTI︶の12月渡し価格は、通常取引後の時間外取引で、一時1バレル=96・24ドルと、前日の通常取引の終値︵90・38ドル︶から6ドル近く上昇し、史上最高値を更新した。
これに先立つ通常取引でも前日比4・15ドル高の1バレル=94・53ドルで取引を終え、終値の史上最高値を2日ぶりに更新した。
米エネルギー情報局︵EIA︶が同31日発表した統計で、米国の原油在庫が前週より390万バレル減少し、需給が引き締まるとの観測が広がった。また、米追加利下げを受け、ドルの対ユーロの為替相場が最安値を更新し、ドル建て取引の原油市場への投機資金の流入が加速した。7?9月期の米実質国内総生産︵GDP︶成長率が3・9%と予想を上回ったことも買い材料となった。中東情勢の緊迫化も背景にある。
︵読売新聞︶
原油価格が上昇しています。
原油価格の高騰は、物流コストや石油由来の製品の直接的な値上げをもたらし、物価上昇の引き金となります。
ガソリンスタンドでは、今日から一気に値上げをしたところも多く、この近辺ではレギュラーガソリンがリッター当たり150円を超えることも珍しくありません。
車はガソリンや軽油を燃料とするものが殆んどですが、今後は脱石油の動きが加速していくことでしょう。
本年のモーターショーで、これは乗ってみたいと思う車がありました。
それは三菱自動車の電気自動車﹃i MiEV﹄です。
現在、電力会社との共同研究や実証走行試験を行っているところで、一回の充電での走行可能距離が160キロを超えることが出来た段階で発売されるという事です。
おそらくあと2年前後で発売になることでしょう。
その頃には、今乗っている車が6回目の車検を迎えます。
﹃i MiEV﹄は電気を家庭用コンセントからリチウムイオン電池に取り込むのですが、電気自動車ならではの特徴は
■CO2排出量の軽減
走行中にCO2を全く排出しません。
発電時のCO2排出量を含めても、同クラスのガソリン車のわずか3割です。
■燃費の節約
ガソリン代に比べ、安価な電力を利用するため、同じ距離を走行するための電気代は、昼間電力でも1/3!、夜間電力では1/9!になります。
■キビキビと
低速から高いトルクを発生する小型・高効率モーターによって、力強く加速します。
■静かに
エンジンのような上下振動を伴わない電気モーターによって、極めて静かに走行することができます。
■どこでも充電できる
車載の充電器を使って、ご家庭の100Vあるいは200Vのどちらの電源でも充電できるほか、電力会社等で開発中の急速充電器を使えば短時間で充電できます。
このようなメリットも魅力的ですが、キュートなスタイルが素敵です。
﹃i MiEV﹄の発売が待てない方には、鉛バッテリーカーとしてタケオカ自動車工芸の ﹃REVA-CLASSIC﹄ とか ﹃ミリューR﹄ などが既に発売されています。
特に ﹃ミリューR﹄ は棚経とかに便利そうです。
これらの電気自動車は、今後急速に普及していくことでしょう。
一番のデメリットは充電に時間が掛かることですね。
急速充電という方法がありますが、バッテリーの寿命を縮めてしまいます。
ところが、この問題を一気に解決する技術があるのです。
それがキャパシタです。
﹁5分の充電で800km﹂新キャパシタ電気自動車
米EEStor社は、従来蓄電量の限られていたキャパシタを変革、容量の飛躍的な増大に成功したと主張している。まずはカナダ企業の電気自動車に搭載されるが、5分の充電で800キロメートルも走行できるという。
この記事の内容がどこまで信頼できるかは不明ですが、とにかくキャパシタは今までの充電池の感覚を覆すほどの画期的な技術です。
まさに、﹁電気自動車業界のアキレス腱は、エネルギーの貯蔵だった。間違いなく、これによって内燃機関は不要になる﹂という言葉が重みをもってきます。
私たちの身の回りには充電を要する家電製品が溢れています。
電気コードからの呪縛を解いてくれたのが充電池なのですが、なにせ充電に数時間を要します。
毎日使用するものであればなおさら充電に手間が掛かります。
しかし、キャパシタは化学的に電気を蓄えるのではないため、数秒?数分で充電が完了します。
電気自動車に限らず、あらゆる家電製品の利便性を飛躍的に高めてくれることでしょう。
期待大です。
もう一つ、着目すべき画期的な技術がありました。
それは三洋電機の 車載用全方位モニタシステム です。
これは、車体の四隅に取り付けられたカメラからの画像を処理し、ゆがみを補正し、あたかも上空から自分の車を見下ろしているような映像として合成し、車の死角を無くすというものです。
ミラーや車載カメラは凸レンズであったり広角レンズの画像そのままであったりしました。
それはできるだけ多くの画角を確保するために必要なことですが、その分画像はゆがみ、運転手がゆがんだ画像から状況を判断しなければなりませんでした。
コンピュータにより、このゆがんだ画像を処理し、つなぎ目の気にならない、あたかも自車を数十メートル上空から見下ろしたような直感的に見やすい映像を実現しています。
これは画期的な技術です。
車の運転でミラー越しのバックが苦手な方は多いのではないでしょうか。
駐車場の枠内にきちんと収めて駐車するためには空間認知力が必要とされます。
しかし、この方位モニタシステムを使えば、駐車も楽になるでしょう。
障害物や人がどこに位置しているのかも一目瞭然です。
このようにできるだけ運転者の負担を減らし安全性を高めることは必要です。
普及が進み、少しでも事故が減少することを願って止みません。