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2007年10月 8日
キンモクセイが咲き始めました。
境内が甘い芳香に包まれています。
今年のキンモクセイの開花はずいぶん遅いですね。
しかも一斉に開花せず、段階的にパラパラと咲いています。
これも夏の酷暑の影響なのでしょうか。
さて、キンモクセイの香りから何を連想しますか?
トイレをイメージされる方も多いのではないでしょうか。
私もそうですが。
さて、エキサイトのサイトにある トイレの﹁キンモクセイの香り﹂が衰退した理由 に、最近トイレの芳香剤としてキンモクセイが使われなくなった理由が書かれています。
簡潔にまとめると
﹁かつてはトイレ=汲取り式が主流で悪臭が酷かった﹂
↓
﹁悪臭よりも強力な香りで対抗するためにキンモクセイが選ばれた﹂
↓
﹁トイレの芳香剤=キンモクセイというイメージが定着﹂
↓
﹁水洗トイレが普及﹂
↓
﹁消臭技術の発達により臭いレベルを下げた後、弱い芳香で押さえることが主流に﹂
↓
﹁香りの多様化﹂
という流れで、現在はキンモクセイの香りの芳香剤はほとんど生産されなくなったということです。
確かに薬局の芳香剤コーナーを見ても
ラベンダー ハーブミント せっけん 白桃 パッションオレンジ ブルージャスミン グリーンリーフ 森林浴 桜 レモン キンモクセイ 桃 ピュアローズ ホワイティフローラル フレッシュベリー・・・・・・・・
キンモクセイも無いことは無いですけれど、やはり多様化してますね?
この季節、キンモクセイの香りが漂ってきた時、無意識にトイレを連想する人は、おじさんおばさんなんて言われそうです。
そして、キンモクセイ=トイレの香りというイメージではなく、キンモクセイはキンモクセイの香りとして楽しむことができる時代にようやく戻りました。