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2006年1月16日
デーモン小暮閣下 相撲解説登場
人気ロックグループ﹁聖飢魔2﹂のデーモン小暮閣下︵年齢不詳︶が15日、NHKの﹁大相撲中継﹂でゲスト解説に登場することになった。悪魔界1?いや、芸能界1の相撲通といわれ、相撲雑誌ではコラムを掲載、CSのレギュラー相撲番組では解説を務めている。相撲の歴史、過去の名力士、番付の仕組み、決まり手など幅広い知識を持つことで知られる芸能界の相撲字引的な存在。
角界も認める造詣の深さで、ついにNHKからゲスト解説のオファー。閣下が解説するのは、15日の中日8日目。午後1時からBS2で3時間、午後4時からは総合およびBS2、BS―hiで2時間と閣下は合計5時間ぶっ続けで解説を続ける。角界以外の大相撲解説は閣下が史上初。悪魔とNHKのコラボがお茶の間の好角家をもうならせる。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/etc/20060114-00000012-spnavi_ot-spo.html
デーモン閣下 相撲解説で舌好調
ヘビーメタルバンド﹁聖飢魔II﹂のデーモン小暮閣下が15日、NHK﹁大相撲中継﹂のゲストとして東京・両国国技館の放送席に陣取った。衛星第2で午後1時から、総合で同3時15分から、6時までの長丁場だったが、冒頭で﹁我が輩は、世を忍ぶ仮の姿ではよく国技館に来ておる﹂と相撲通ぶりをアピール。これは実況アナに﹁われわれの言う素顔というやつですね!?﹂といなされたが、一番一番、力士1人1人について持論の解説を展開。8戦全勝でカド番を脱出した大関・栃東には放送席からインタビューし﹁10日目以降もぜひ来たい。また来るぞ、フハハハハ…﹂と締めくくった。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2006/01/16/03.html
いやあ、さすがデーモン小暮閣下。
相撲を300年間観戦してきているだけあって、まさに舌好調という感じでした。
岩佐アナウンサーとの息もばっちり。
今回限りの登場ではもったいないとつくづく思います。
デーモン小暮の相撲好きは、オールナイトニッポンのころから知っていましたが、それにしてもマニアックな知識の数々と、的確な解説は、これまでの相撲解説の常識を覆す面白さでした。
BSの5時間と、深夜のダイジェスト、全部録画してしまいました。
この中日の放送を見て感じたことは、解説者たるものは、どれだけその対象に心底惚れこんでいるか、心底楽しんでいるかによって、その内容自体がどう伝わるかが全く違ってくるということです。
相撲の解説に留まらず、例えば経典の解説や、それを元に法話を行う場合の参考になります。
経典の解説を行う場合も、心底、その経典に精通し、その経典に惚れこんで、それを自分で咀嚼していることが必要なのでしょうね。
■取組みが全て終わって、放送終了間際のコメント ︵ざっとタイプしてみました︶
︻岩佐アナウンサー︼ ︵大相撲の︶形骸化、つまり、形だけ継承していってもいけない。
つまり気持ちを、心をちゃんとつなぎながら伝統も受継ぎながらでも変えるべきことは・・という話をされてましたけど、何が、今一番リクエストしたいですか、相撲に。
︻デーモン小暮︼ はあ・・・難しいことを、最後に、時間の無い時に・・・
何を・・・やっぱり、実は外国からやってきている力士は、運動神経がよくて、体が大きいというだけではなく、みんな真面目で、一所懸命で、日本人以上に熱心だったり思いやりがあったりしますよ。
むしろ、日本人の力士たちが何で出世できないかという、一つの別の理由に、忘れ去っている何か大和魂みたいなものがあるんじゃないですか?
︻岩︼ むしろ、今、大和魂を外国出身力士たちが皆持っているのに、ってところですか?
︻デ︼ まあ、古き良き日本人の良さみたいなものってあるじゃないですか。説明するには時間掛かりますけど。
そういう、やっぱり志ですね。志、いい単語ですね。
志の高さ。これを皆もって欲しい。
︻岩︼ 大熱戦、輪島?貴乃花、あの気持ちというんですかね。
︻デ︼ やっぱり、あの頃の人たち、って言ってはなんですけどね。
日本が戦争に負けて、立ち直るんだという、復興の勢いと共に青春時代を送ってきた人たち、復興と共に闘って、裸一貫で、自分たちも強くなるんだ、金持ちになるんだ、立派になるんだという意識が、旧東欧諸国であったりモンゴルであったり、そういう日本よりいろいろな点で、GNPとか、遅れをとっている国の人たちのほうが。
やはりハングリーだといわれる一つの理由は、一旗挙げてやろう、国に家を建ててやろう、無駄な時間、遊びに行く時間を削ってでも強くなるんだという﹁志﹂ですね。