« 集まり散じて |
最新記事
| 電子音が溢れているけれど »
2005年11月 6日
三女の美穂が三歳の七五三を迎えました。
隣の永谷天満宮に七五三参りをする前に、皆で記念撮影。
乳幼児の死亡率が高かった時代においては、人間として一人前になる7歳あたりまでは、神の子として、命が定着していない存在として扱われていたようです。
そのために、イニシエーション︵通過儀礼︶として、成長の節目に神様に参拝して、子どもの健康を祈り、また、子どもが節目を迎えられたことに対する感謝の心を表したのが、この七五三でもあります。
江戸時代になって
3歳=﹁髪置︵かみおき︶﹂髪を伸ばし始める︵男女︶
5歳=﹁袴着︵はかまぎ︶﹂袴を着け始める︵男子︶
7歳=﹁帯解︵おびとき︶﹂帯を締める着物にかえる(女子︶
というような儀式が武家の間に定着し、それが一般庶民の間に広がっていきます。
時代は変っても、子どもがこれまで無事に成長した事を感謝し、今後も健やかであるように願う心は変らないですね。