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そうだ京都に行こう(1)の続きです。
京阪電車に乗り、清水五条下車します。
正式名称は蓮華王院本堂。
内部は撮影禁止の為写真はありませんが、鎌倉時代に再建された南北約120メートルの長大な本堂には本尊千手観音坐像はじめ千体千手観音立像など国宝に指定された諸仏が並びます。
国立博物館に寄託されていた仏像が本堂に還座したことにより、1001体が勢ぞろいしました。
三十三間堂の向かいには京都博物館があります。
[京都市交通局]市営206(東山通・北大路バスターミナル行)
五条坂を登り、清水寺へ。
修学旅行生や外国からの観光客が多く訪れています。
本堂は音羽山の断崖に建つ1633年再建の木造建築で本尊千手観音菩薩をお祀りしています。
清水の舞台は日本古来の伝統工法による丈夫な構造で、国宝指定されています。京都市街が一望できます。
紅葉にはまだまだ早いですが、彼岸花がみごろを迎えていました。
産寧坂は三年坂とも呼ばれ、清水寺参道の清水坂から北方面へ下る石段を含めた坂道で、その先二年坂へと続きます。
二年坂から八坂神社、円山公園、高台寺と東山地区の観光地を結ぶ道なので、多くの観光客でにぎわっています。
文化財保護法に基づき重要伝統的建造物群保存地区として選定されており、スターバックスも景観に溶け込むデザインをしています。
建仁2(1202)年、天台・密教・禅の三宗兼学の道場として創建。
正嘉元(1258)年に東福寺開山円爾弁円禅師により復興、正元元(1259)蘭渓道隆禅師により臨済宗の道場として開山されました。
風神・雷神の屏風が出迎えてくれ、方丈、大書院、小書院では禅庭を眺めながらゆったりと過ごすことができます。
法堂の天井には小泉淳作画伯筆の双龍が睨みを利かせています。
■梅小路鉄道博物館
この日は鉄道博物館が休館日のため、梅小路公園を経て東寺へ。
[京都市交通局]市営207(祇園・九条車庫行)
東寺は、創建以来1200年、平安遷都とともに建立された官寺(国立の寺院)です。
真言宗の総本山であり、本尊は薬師如来。教王護国寺とも称されます。
東寺の北大門から北総門までの櫛笥小路は平安時代以来そのままの幅で残っているとされます。
その東側に位置する観智院は鎌倉時代、後宇多法皇によって東寺の寺僧の住房が計画され、南北朝時代の延文4(1359)年に創建されました。
午後の新幹線で京都から新横浜へ。
2日間の小旅行でしたが、効率よく巡ることができました。
また、折りを見てゆっくりと訪れたいところです。