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表題の Полет шмеля は ロシアの作曲家リムスキー=コルサコフが作曲した「熊蜂の飛行」の原題で、英訳では Flight of the Bumblebee です。
このBumblebeeは「マルハナバチ」のことで、正確に訳すとなると「マルハナバチの飛行」となります。
ただ、日本では「熊蜂」として訳されることがほとんどです。
さて、今まさに境内の藤の花が満開で、その藤の花の近くで熊蜂がホバリングを繰り返しています。
よーく観察していると、自分のテリトリーをぐるぐると飛行して、そのテリトリーに近づく虫たちを追い払っています。
花から一定の距離をホバリングしているかと思えば、近づいてきた蝶や他の蜂たちをもの凄いスピードで追いかけたりしている、その「熊蜂の飛行」をカメラで追ってみました。
それにしても、熊蜂の体は、ずんぐりしていて丸々と太っていて可愛いですね。
体の大きさに比べて羽は小さく、こんな羽でよくあんなに素早く飛行できるものだと感心します。
その飛行のひみつは、10年前に書いたブログ記事も併せてご参照ください⇒気合で飛ぶ熊蜂
熊蜂は羽音はとても大きく、また、その姿から、近づくととても危険な蜂に思われがちです。
しかし、それは大いなる誤解です。
藤の花の周りを飛行する熊蜂は「オス」であり、メスが飛来してくるのをじっと待っているだけなのです。
「オス」の熊蜂は、針が発達しておらず、人を刺すことがありません。