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法要で使用する角香炉。
一見何の変哲もない普通の角香炉のように見えますが・・・・・・・
【注】本日のブログ記事は実験的な要素が含まれており検証中です。その点を念頭にしてお読みください。
通常の角香炉は、左の部分に藁灰などを入れます。
灰を均して、その上に火をつけた香炭(こうたん)を乗せ、香を焚いてお焼香をします。
そこで、この灰の部分を石膏に置き換えたらどのようになるかの実験です。
今回石膏として用いるのは「焼石膏」です。
焼石膏は
二水石膏(CaSO4・2H20)
半水石膏(CaSO4・1/2H20)
無水石膏(CaSO4)
の三種類があり、簡単に言うと水の分子をどのように持つかということで違いがあります。
その特徴は
・加熱、圧縮などをせずに短時間で自由な成型ができる
・適度の膨張があり、型どりが正確にできる
・安定度が高く、乾燥・吸湿による変形がない
・人体に無害
というものです。
ギプスなどにも用いられますね。
さっそく、作ってみましょう。
石膏を水で溶いて、香炉に流し込んでいきます。
固まる少し前に、香炭の部分をくぼませてみます。
見かけ上は灰と変わりません。
日常的に使用してみて使い勝手を検証してみたいと考えています。