相鉄JR直通線の工事が進む

相模鉄道(西谷付近)からJR東海道貨物線(横浜羽沢駅付近)、さらに東急東横線(日吉付近)を結ぶ相鉄・JR連絡線の工事が進んでいます。
この路線が完成すると、相模鉄道の海老名方面から新横浜、日吉、渋谷、新宿方面への直通運転が実現し、沿線の通勤客にとっては大きなメリットになります。

完成予定時期は相模鉄道(西谷付近)からJR東海道貨物線を通り、大崎、新宿方面 が平成31年度下期に、横浜羽沢駅付近から新横浜、日吉、渋谷、新宿方面は平成34年度下期にそれぞれ完成予定です。
今月には、(横浜羽沢駅付近)にできる駅の名称が「羽沢横浜国大駅」に決まりました。


名称は「羽沢横浜国大駅」に 相模鉄道とJR直通線の新駅



相模鉄道は平成31年度下期に開業が予定されている相鉄・JR直通線の新駅の名称を「羽沢横浜国大駅」にすると発表した。新駅の主な利用者として、横浜市神奈川区の羽沢地区住民と同駅南東に位置する横浜国立大学の関係者を想定していることから、当初検討していた「羽沢駅」の名称を変更した。
相鉄・JR直通線は、横浜市の相鉄西谷駅(同市保土ケ谷区)とJR東海道貨物線横浜羽沢駅付近を結ぶ新たな連絡線(約2・7キロ)を利用して、渋谷・新宿方面への直通運転を行う。
34年度下期には新駅から東急日吉駅(同市港北区)までの新線「相鉄・東急直通線」(約10・0キロ)も開通する予定で、東急東横線との乗り入れも行われ、都心へのアクセス向上が見込まれている。
新駅にはホームドアが設置され、鉄やレンガ、ガラスなどを用いることでデザイン性を高めるという。(産経ニュース2017.12.16配信)

近くを通る機会がありましたので、進捗状況を見てきました。
まずは、羽沢横浜国大駅予定地の状況。


手前の道路が環状2号線です。
この地下部分に駅の建設工事が行われています。
地上には駅舎の他、高さ100mと31mの高層ビルが建設され、駅周辺の開発も同時進行で始まっています。

JR東海道貨物線の横浜羽沢駅は、広大な荷捌きヤードがあり、ここで貨物列車とトラックとの荷物の積替え作業が行われています。

敷地に余裕があるからこそ、このような再開発を含めた大きなプロジェクトが実現しています。
汐留や、品川北部の再開発も、JRの広大な敷地を利用したものですね。
関連ブログ記事→東北縦貫線の工事進む


相鉄・東急直通線と相鉄・JR直通線が完成し、羽沢周辺の再開発が完成すると、このあたりの様相は一変することでしょう。


(路線図は相模鉄道のプレスリリースより)

 

神奈川方面と都心を結ぶ路線が多様化して便利になることは歓迎しますが、一部の区間に事故があった場合に複数路線に影響が及ぶことに関しては、運行面での改善も期待したいところです。

投稿者: kameno 日時: 2017年12月27日 01:29

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