FAX送信所要時間選手権

いまや企業や商店のみならず一般家庭にも普及が進み、欠かすことができない存在となったFAXですが、寺院でも電話での言い間違い・聞き間違いなどのトラブルを避けるために重宝しています。
たまたま20箇所(送信先は寺院)に送る用事がありましたので、A4用紙1枚を送るのに要した時間をグラフにしてみました。


20150429-01

このように、20秒を切る相手先と、その倍以上の時間が掛かっている相手先の2種類に大別されました。
割合はちょうど半々です。
送信にかかる時間が異なる理由は、通信規格の違いです。
FAXには様々な通信規格があり、送信元と送信先の規格によって、送信にかかる時間が大きく違ってくるのです。
通信規格は次のようになっています。

ITU-T(旧CCITT)のファクシミリ規格

規格 公称伝送時間
A4 1枚/秒
使用通信回線 最大解像度
dpi
特徴
G1 360 0.3-
3.4
kHz
音声
回線
100× 100 アナログ伝送
G2 180
G3 60 200×200 全てのG3が対応
30 家庭用
20  
Super
G3
3 業務用
カラーG3
インバンドIP
FAX
IP電話 VoIPでモデム音声を伝送
G4 3 ISDN 400×400 G3の機能も備える
しかし通信相手がひかり電話回線の場合
G3モードでも通信が出来ない制約がある

※出典元:ウィキペディア FAX項


貞昌院では、SuperG3(SG3)規格のFAXを使っています。
(本当はG4の性能があるのですが、ひかり回線なのでSG3となっています)

相手先もSG3だと、規格が合致して20秒も掛からずに送信できています。
それにしても、SG3は業務用の複合機などで使われている規格なのですが、結構複合機の導入割合が高いのですね。

投稿者: kameno 日時: 2015年4月29日 20:30

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