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いまや企業や商店のみならず一般家庭にも普及が進み、欠かすことができない存在となったFAXですが、寺院でも電話での言い間違い・聞き間違いなどのトラブルを避けるために重宝しています。
たまたま20箇所(送信先は寺院)に送る用事がありましたので、A4用紙1枚を送るのに要した時間をグラフにしてみました。
このように、20秒を切る相手先と、その倍以上の時間が掛かっている相手先の2種類に大別されました。
割合はちょうど半々です。
送信にかかる時間が異なる理由は、通信規格の違いです。
FAXには様々な通信規格があり、送信元と送信先の規格によって、送信にかかる時間が大きく違ってくるのです。
通信規格は次のようになっています。
規格 | 公称伝送時間 A4 1枚/秒 | 使用通信回線 | 最大解像度 dpi | 特徴 |
---|---|---|---|---|
G1 | 360 | 0.3- 3.4 kHz 音声 回線 | 100× 100 | アナログ伝送 |
G2 | 180 | |||
G3 | 60 | 200×200 | 全てのG3が対応 | |
30 | 家庭用 | |||
20 | ||||
Super G3 | 3 | 業務用 | ||
カラーG3 | ||||
インバンドIP FAX | IP電話 | VoIPでモデム音声を伝送 | ||
G4 | 3 | ISDN | 400×400 | G3の機能も備える しかし通信相手がひかり電話回線の場合 G3モードでも通信が出来ない制約がある |
※出典元:ウィキペディア FAX項
貞昌院では、SuperG3(SG3)規格のFAXを使っています。
(本当はG4の性能があるのですが、ひかり回線なのでSG3となっています)
相手先もSG3だと、規格が合致して20秒も掛からずに送信できています。
それにしても、SG3は業務用の複合機などで使われている規格なのですが、結構複合機の導入割合が高いのですね。