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ネパール中部で25日に起きたマグニチュード(M)7.8の巨大地震の死者は28日、4100人を超え、同国の震災被害としては過去80年で最悪となった。多数の行方不明者ががれきの下敷きになっているとみられ、生存率が大幅に下がるとされる「発生後72時間」が同日正午前(日本時間午後3時すぎ)に迫る中、家族と連絡が取れない住民や救助関係者は焦りを募らせている。
AFP通信によると、ネパール災害対策当局は同国の死者は4010人で、負傷者は7500人を超えたことを明らかにした。近隣のインドと中国でも計90人以上が死亡した。
農村部の被害状況は確認されておらず、犠牲者数が大幅に跳ね上がる恐れもある。カトマンズでは、出身地の様子を調べようと多数の住民がバスに乗り、故郷に向かった。
被災から3回目の夜を迎えた住民の多くは余震を警戒し、公園や空き地に組まれた簡易テントで過ごした。飲食料や燃料、医薬品の不足はますます深刻化。スーパーに米や食用油を買う人が駆け込む姿が見られ、ガソリンスタンドの前には長い列ができた。
日本は消防や警察、海上保安庁の職員ら70人で構成する国際緊急援助隊・救助チームを派遣。チームは27日、ネパールに向かいながら、カトマンズの空港の混雑が原因で着陸できず、インド東部コルカタに引き返した。28日に再び現地入りを試みる。
(時事通信 2015/4/28)
世界遺産の大半「壊滅」=観光地修復に最長10年
カトマンズ時事】ネパール大地震で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産に登録された七つの歴史的建造物のうち、四つが壊滅的被害を受けたことが29日、分かった。観光業を含む同国のサービス産業は国内総生産(GDP)の5割を占め、国民にとっては最大の雇用先。観光地の修復には最長10年かかるとみられ、同国経済に深刻な影響を及ぼすのは間違いない。
1979年に世界文化遺産に登録されたカトマンズ盆地は、カトマンズとパタン、バクタプルの三つの古都にあるダルバール広場と、12~18世紀に建立された四つのヒンズー教・仏教の建造物群から成る。
観光局のガウタム長官は時事通信の取材に「3都市のダルバール広場では5~8割の建造物が倒壊。これにチャングナラヤン寺院を加えた計4カ所が壊滅的打撃を受けた」と明らかにした。
倒壊した建造物がどの程度復興できるかは不透明だ。同長官は「がれきと化した建築資材をどこまで再利用できるのか、専門家の意見を聞かないと分からない。国際社会の支援が必要だが、修復できるとしても5~10年はかかるだろう」との見方を示す。
(時事通信2015/04/29)
今月25日にネパール中部で発生した巨大地震(マグニチュード7.8)は、時間が経過するごとにその全容が少しづつ伝わってきています。
地震による死者は28日現在で4100人を超え、まだまだ多数の方々ががれきの下敷きになっているとみられています。
生存率が大幅に下がるとされる「発生後72時間」が迫っており、一刻も早い救助が望まれます。
ネパールには、24年前に旅行したことがあります。
⇒http://teishoin.net/india/india2.html
その時はインドとの国境の街ビールガンジから三菱製のバスに乗り、急峻な未舗装のダマン峠を超えて11時間かかって首都Kathmanduに到着しました。
※本日のブログ記事の写真はすべて24年前に撮影したものです。
20年以上経過していますので街の様子もだいぶ変わったとは思いますが、それでもカトマンズ周辺の旧王宮地区やパクタプールなどはレンガ造りの古い建物が並んでいますので、地震の被害も大きかったようです。
かつて訪れた様々な歴史的建造物が全壊してしまっている報道に、本当に心が痛みます。
震災により命を落とされた方々へ弔意を表し、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
そして、行方不明となられた方々の一刻も早い救助を祈ります。