稚児行列と受験生の行列

寺院の一大行事の一つに晋山式があります。
晋山とは新しく任命された住職(新命住職)が寺院に晋(すす)まれる儀式です。

その行事を盛り上げるのがお稚児さん。
行列を作って行列が慶事を盛り上げます。

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(写真は昨年秋に行われた稚児行列)

この行列の長さは、お稚児さんの数×3倍ほどの長さになります。
お稚児さん(子ども)の他にご両親(又は祖父母)などが加わるからです。

お稚児さん50人でしたら、150人位の行列が想定されます。
華やかで良いですね。


ところで、今は受験シーズン。
多くの受験生たちが志望校に向けてチャレンジをしています。
受験のピークはもう越したところで、これから結果が次々と出ているところでしょう。

 

今週の国公立2次試験では、このようなニュースもありました。


東北大2次試験、バス満員受験生乗れず 同行の親増加で

国公立大学の2次試験の前期日程が25日、全国で始まった。仙台駅では東北大に向かう臨時バスに受験生と一緒に乗る父母が増え、そのあおりで乗り切れない受験生が続出。東北大は試験開始を30分遅らせた。
東北大などによると、午前10時から外国語の試験を予定していたが、午前9時半ごろになっても、仙台駅では300人ほどの学生らが東北大行きのバスを待っている状況だったという。東北大は試験開始に間に合わないと判断し、開始を30分遅らせた。
市バスを運行する仙台市交通局によると、仙台駅から東北大に向かう臨時バスが大混雑。受験生と同乗する父母が例年よりも目立った。やはり東北大と結ぶ定期運行のバスに父母を誘導したが、そちらも満員になってしまったという。
(朝日新聞2014年2月26日)


これからの時代は、大学受験も保護者の数を想定しないといけないのかも知れないですね。
ちょっと複雑な心境です。

 

いずれせよ、たくさんの希望が叶いますよう、心より祈念いたしております。

投稿者: kameno 日時: 2014年2月28日 17:58

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