天神山からの富士

今日は菅原道真公の御命日にあたり、貞昌院のお隣、永谷天満宮では、月例祭の正当大祭が行われます。

天満宮と貞昌院は、天神山という同じ山の麓にあり、山(といっても小高い丘です)の頂上に登ると富士山や丹沢山系を見渡すことが出来ます。
今日も、少し雲がかかっているものの、雄大な山々を望むことが出来ました。

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見ることが出来る山々の名前をカシミールでシミュレーションしてみましたので、併せてご参照ください。

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私が子どもの頃よりも、格段にくっきり見え、かつ見える日数が多くなっていることを実感します。
実際に、東京都内から富士山が観測できた日数は、50年間で5倍にも増えたというデータが公表されました。

 

 


大気すっきり富士くっきり 都内から見える日数5倍に


東京都内から富士山が見える日数が、近年は年間100日を超え、この50年間で5倍に増えたとする調査結果を民間の観測所がまとめた。公害対策による大気中の汚染物質減少と乾燥化が影響しているとみられ、5月の気象学会で発表される。
調査したのは、成蹊学園所属の「成蹊気象観測所」。
1963年1月1日から毎日、東京都武蔵野市にある成蹊中学・高校の校舎屋上から観測を続けてきた。現在は5代目所長の宮下敦教諭と助手が交代で午前9時、南西83キロの富士山▽東南東17キロの東京タワー▽北東74キロの筑波山――などを目視で調べている。
宮下教諭らによると、富士山の年間目視日数は65年が最も少なく22日だったが、2009年には100日を超え、11年には最多の131日を記録。観測開始から50年目の節目となる昨年も126日見ることができたという。
(朝日新聞デジタル 2月24日配信)


日本は、公害対策を徹底的に行なっており、その成果が如実に現われたことになります。
大気汚染と経済成長は、決して比例するものではないということを示しています。

現在、日本は隣国からの大気汚染の影響を深刻に受けつつあります。
日本の澄んだ空が、どのようにして得られているのかを、是非そういった国に学んでいただきたいものです。

投稿者: kameno 日時: 2013年2月25日 10:27

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