港南区コラボレーションフォーラム開催

港南区内で活動する地域貢献活動団体が集まる「港南区コラボレーションフォーラム」が、港南公会堂を会場に開催されました。
私も貞昌院の活動事例報告として参加してまいりました。

このフォーラムは、それぞれの分野で活動する団体の連携を深め、つながりを広げることによって今後の活動の活性化に繋がる機会として港南区役所の地域振興課中心となって開催されています。
ポータルサイト「ひまわりタネット」の登録団体と生涯学習ボランティア「街の先生」の登録者の交流の機会として始まったフォーラムは、昨年から社会福祉協議会関連団体も参加するようになり、交流の輪が広がりました。

■開催日時 平成25年2月24日(日) 午前11時~午後4時
■開催場所 港南公会堂
■午前11時~午後1時 ステージ発表・ミニブース出展
午後1時~午後4時 まちでかがやく「人・グループ」トークショー
トークショー進行・ミニ講義 廣瀬隆人(宇都宮大学教授)
活動団体の紹介パネル展示・交流
■主催 港南区地域振興課・港南区民活動支援センター・港南台タウンカフェ・さわやか港南

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平成25年(2013年)港南区コラボレーションフォーラム
会場には参加団体(20団体)のパネル展示が行われています。
開場前、舞台上では各団体のリハーサルも進んでいます。

 

大貫港南区長の挨拶でコラボレーションフォーラムがいよいよ開会。

午前の部では
・港南区「街の先生」の会
・木曜手話の会
・総合型地域スポーツクラブ くうねるあそ部
・こうなん介護予防研究会
・港南歴史協議会
・フリースペース ゆる~り

の各団体活動発表が順次行われました。

昼食休憩を挟んで、午後の部では、まちでかがやく「人・グループ」トークショーとして
・日下楽遊クラブ
・日下わくわくネットワークおたすけ隊
・貞昌院
・港南区災害ボランティアネットワーク
・港南台まちある隊
・金井幼稚園さゆり会
・美晴台助け合いグループ
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の各団体の発表と、廣瀬隆人さん(宇都宮大学生涯学習教育センター教授)とのトークショーが行われました。

第三部は交流タイム。
来場者、出場者全員が車座になってこれからの街づくりについて話し合います。
20130224-21

パネル展示参加団体
・笹下川再生プロジェクト
・港南区民協議会
・永野小見守りサポーターズ
・上永谷富士見台自治会
・さつき台(茜会)
・のばをあじわう
・区民企画運営講座
・港南台タウンカフェ
・さわやか港南
・支援センター

 

マニュアルがないといわれる「市民活動」ですが、問題解決や活性化に向けてのヒントがたくさん得られたフォーラムでした。

コラボレーション(collaboration)とは、複数の立場や人による協力・連携・共同作業、あるいは協力による成果(=共同開発品・合作品・協力体制)であり、「意外な組み合わせ」「付加価値の創出」というニュアンスが込められています。
異なる性質をもつ団体や人が協力、連携して、付加価値を持った活動が展開される契機となるフォーラムであったと感じます。

貞昌院としては、お寺は メディア(メディア=「仲立ち」=medium)という立場で、人と人をつなぎ、歴史を後世につなぐという「メディア」としての役割がお寺本来の役割であるということを基本として、
・縦のつながり--- 歴史を記録し次世代に伝える
・横のつながり--- 地域・活動団体との縁をひろげる
という活動事例を報告させていただきました。

 


多彩な団体をとりまとめて進行された廣瀬先生、入念な準備を進められた実行委員のみなさん、本当にお疲れ様でした。


■追記

港南歴史協議会の事例報告で発表された映像をご紹介します。
港南区に残る横浜の伝統的な地場産業のひとつ「捺染」の技術を映像に残すプロジェクトです。

「横浜スカーフ 伝統の手捺染 ~瀧澤捺染を訪ねて~」

かつては港南区を流れる大岡川、そして横浜港に近い帷子川流域には100社を超える捺染工場が並び、高度経済成長期にはブランドスカーフ輸出で世界シェアの8割を占めていました。
しかし、その後の円高や産業構造の変化により捺染工場は衰退し、現在、手捺染の技術を伝えるのは僅か数社しかありません。
伝統に培われてきた技術を是非これからも受継いでいって欲しいものです。

投稿者: kameno 日時: 2013年2月24日 23:34

コメント: 港南区コラボレーションフォーラム開催

初めまして。港南台まちある隊(港南台商店会)のお茶のいしだ園の鈴木由美子と申します。コラボ当日は着物で参加していました。
貞昌院のご住職の発表に大変感動しました。ぜひ、行ってみたい!イベントに参加してみたい!と思いました。楽しそうです。
まさに、昔ながらの寺子屋。地域の人々の集まる場所、情報交換、問題解決、意見交換など可能性がたくさんありますね。それを実現できることが素晴らしいと感じました。
私は、町の小さなお茶やです。街に住む人たちが気軽にお茶を飲みながら時間を共有できる「街の縁側」になれたらいいな。と思います。
ブログも楽しく訪問させていただきます。これからも応援しています。

投稿者 鈴木 由美子 | 2013年4月29日 13:11

鈴木様
コメントありがとうございます。また、コラボレーションフォーラムでは楽しい劇による紹介を有難うございました。
当日は参考になる事例が多く、とても有意義な一日でした。
これからもよろしくお願いいたします。
「街の縁側」いい言葉ですね!

投稿者 kameno | 2013年4月29日 16:04

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