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曹洞宗神奈川第二宗務所寺族会総会が本覚寺様を会場に開催されました。
日時 平成24年5月10日
午前11時 開講諷経 導師 宗務所長老師
引続き 総会
昼食を挟んで午後1時より研修会が行われました。
講師は南こうせつ氏のお兄さん、大分県勝光寺住職・南慧昭老師による歌説法をいただきました。
<心の健康>~仏心は歌心と題して、「仏教の教えを、肩肘張らず感じて欲しい」というコンセプト通り、楽しく分かりやすい内容でした。
慧昭老師はサラリーマン生活の時代当初は横浜、特に新婚当時は總持寺のアパート住宅で暮らしていたそうです。
講演の内容は
・子ども時代に過ごした寺院のこと
・一般の社会人として長く居たことの体験
・東日本大震災被災地を巡回して感じたこと
・子ども時代あまり好きでなかった寺に、曹洞宗の修行を経て住職として入り、今どう思っているか
・寺院の後継問題をどのように考えるか
そのほか、日本は経済大国になったものの、心の問題は置き去りにされてしまった。
慈しみの心、人とつながりを取り戻すためには、やはり家族が一番。親子三代、大家族で育った慧昭さんの体験をもとに、母の偉大さを軸にお話をいただきました。
数日前に発生した竜巻を例に、畏敬の対象である大自然を、人間がやりたい放題にやって天地が怒っているのではないか・・・という話になったところで、窓の外は落雷と雹の荒天に一転し、一時休憩。
その後、落ち着いたところで三分間坐禅を行い、後半の歌説法へ。
このあたりの臨機応変さは流石です。
・大野川讃歌
・我が家が一番
・Sixty -3回目のハタチ-
・笑顔をもどして~地球のラブソング~
・大きな大きな人の輪~お布施の歌~
・ふるさと(みんなで合唱)
そして最後は南こうせつ氏作詞作曲の「まごころに生きる」を全員で合唱。
「まごころに生きる」は、平成16年度布教教化に関する管長告諭・布教方針に示されたテーマ、「まごころに生きる」をコンセプトに作られた曲です。
仏教のこころが、歌の中に凝縮して盛り込まれています。
人間は表も裏もある、いい事も悪いこともある。
それが人生だ。
それをよく分かった上で一回限りの人生を楽しんでいきましょう、それが「まごころに生きる」を作詞作曲した南こうせつ氏の真意だということです。
⇒まごころに生きる
まごころに生きる 作詞・作曲 南こうせつ
1、そよ吹く風に小鳥啼(な)き 川の流れもささやくよ
季節の花は、うつりゆき 愛しい人は 今いずこ
ほほえみひとつ、涙ひとつ
出逢いも別れも 抱きしめて 生きてる今を 愛して行こう2、広がる海は はてしなく 全ての命 はぐくむよ
人の心も おおらかに 互いを敬い信じ合おう
ほほえみひとつ、涙ひとつ
出逢いも別れも 抱きしめて 生きてる今を 愛して行こう3、幼い頃に 抱(いだ)かれた 温もり今も 忘れない
この世でうけた 幸せを そっとあなたに ささげましょう
ほほえみひとつ、涙ひとつ
出逢いも別れも 抱きしめて 生きてる今を 愛して行こう
寺族会研修会は、多数の参加をいただきました。
楽しく充実した時間はあっという間に過ぎていくものです。
【ご報告】
この日、義援金箱にお寄せいただいた79,638円は曹洞宗東日本災害義援金口へお送りさせていただきました。
また、会場受付で頒布いたしました復興の灯り、宮城県南三陸町の ホタテキャンドル の売り上げ 13,838円となりました。
併せてご報告申し上げます。