宮城県研修2日目

宮城県梅花流特別講習会場となった秋保温泉は、夜間降り続いた雪が5センチほど積もっておりました。

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参加2日目は、午前中は梅花講習、そして宮城県沿岸部へ向かう行程です。
日が昇るにつれて天気は回復し、青空が広がってきました。

神奈川県の梅花講員の皆様は、東日本大震災で津波の被害を受けた地域にはまだ行かれたことの無いかたが殆んどでした。
実際に現地で体感することは、テレビや新聞写真を通して見るものとは違った感覚を持たれたと思います。

仙台東バイパスを北上する車窓からは、右側に津波の直接的な被害を受けた仙台市若林区沿岸の様子見えます。
バイパスにより津波が軽減された左側と地域とのコントラストは、震災後一年近く経過してもはっきりと見て取ることができました。

三陸自動車道・鳴瀬奥松島で下り、吉田川沿いに進むと、東松島市野蒜地区に入ります。

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写真の奥に仙石線の線路があります。
この場所には震災発生直後に電車車両が11月まで止まったままでした
半年以上経過してようやく撤去されたため、電車の姿は有りません。
水田の土の入れ替え作業や道路の修復も進んでいるようです。

曹洞宗の御寺院様の本堂前にて宗務所長導師により法要を営ませていただきました。

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野蒜から置く松島へ通じる道路は、嵩上げされて舗装されていました。
昨年までは、宮戸島へ向かう道路は左手に見える自衛隊により作られた砂利の仮道路しか無かったのです。

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宮戸島へ渡る松が島橋は、まだこのような状況です。
復旧復興がいかに時間の掛かるものであるか、深刻な実態を目の当たりにしました。

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仙石線・東名駅付近です。
瓦礫は片付けられているとはいえ、まだ鉄道は復旧しておらず、代行バスが運行されています。

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仙石線はルートを山側に変更して敷設し直すという計画が進められていますので、復旧に時間を要するという心配があります。

今回の宮城県梅花流特別講習会のテーマとなった同行同修のこころを常に持ち続けていくことが大切でありましょう。

投稿者: kameno 日時: 2012年2月 9日 10:18

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