おはぎが売れ続ける理由

仙台の山奥にありながら
全国からお客様が
ひっきりなしにやってくる店がある・・・・・・


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山間の温泉地、秋保にあるごく普通の店構えの商店ですが、おそらく日本で一番有名なおはぎ屋さん。
それが主婦の店「佐市(さいち)」です。
何と、毎日おはぎが5000個、彼岸の時期は15000個も売れるそうです。

店に入ると、陳列棚に並べられたおはぎ、おはぎ、おはぎ、惣菜、おはぎ・・・・
それが瞬く間に売れていきます。

そのおはぎがこちら。
20120209-10

佐市の売り上げの殆んどは、おはぎと、お惣菜だそうです。
なぜ、この店の商品がこんなにも売れるのでしょうか。
その秘密を求めて、全国の百貨店やスーパーから研修や見学にも来るそうです。

遠くにあっても、山の中にあっても、それが良いものであれば人はそれを求めて集まってくる。

心理的距離 < 物理的距離

を実現するヒントは佐市の企業理念にありそうです。


■佐市の3つの心
・どの家庭の味よりさらにおいしい事。
・毎日食べても飽きが来ない事。
・時間がたっても、そのおいしさが失われない事 
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■さいちの企業理念
私たちは、さいちでの仕事を通じて、地域の皆様に物心とものの豊かさを提供します。
■行動指針
・商品サービス・・・ 私たちは常に新鮮な食品と情報を提供します。
・固定客作り・・・・ わたくしたちは、常にお客様の立場に立って考え、真心を持ってサービスします
・チームワーク・・・ わたしたちは和と協調と思いやりの精神で仕事をします。
■誓いの言葉
私たちは、お客様に笑顔で、心をこめて「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」の挨拶をすることを誓います。

ごくごく当たり前の企業理念ですね。
けれども、佐市のようなお店が他にほとんど見当たらないということが、それを真摯に実行することが実はとても難しいということを如実に物語っています。

この企業理念は、寺院にも当てはめることができますし、学ぶことも多いと感じます。


佐市取締役社長執筆による本も企業経営者を中心に売れているようです。
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売れ続ける理由 一回のお客を一生の顧客にする非常識な経営法

佐藤啓二:著
価格(税込):¥ 1,500
ISBN:978-4-478-01322-9

内容紹介
イトーヨーカドー創業者・伊藤雅俊氏、「餃子の王将」大東社長など、なぜ、全国600社超が仙台駅から車で30分強・人口4700人の山奥にあるお店に視察にくるのか?
「惣菜をつくる姿勢をつくる」がお客様がひっきりなしに押しかけてくる秘密。
日本人が忘れた宝物がここにある。75歳にして著者の処女作!
投稿者: kameno 日時: 2012年2月10日 22:25

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