いのちを見つめる集い@心光寺

伝統仏教超宗派で運営されている仏教情報センターの活動 仏教ホスピスの会・いのちの集い の運営当番にあたりましたので、文京区の心光寺様に出かけておりました。 

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『いのちを見つめる ~仏像・石仏に込められた祈り~』
講師 上原仏教美術館 田島整(たじませい)氏

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第一部は講演会

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特に近年は仏像鑑賞がブームとなっています。
仏像巡り、仏像鑑賞、パワースポット・・・・博物館で開催される仏像展も、美術品という視点での展示となっています。

しかし、仏像は人々の祈りを受け止めてきた信仰対象であるということを忘れてはなりません。
寺院の伽藍は大抵100年ごとに火災に遭うことが多く、1000年の歴史を持つ仏像があるとすると、そこには何人もの命がけで火災から守られてきたという強い信仰の力が背景にあります。
100年、300年、500年、800年、1000年に伝えられてきた重み、今は会うことが出来ない先人たちの信仰と祈り、いのちの生き証人でもあります。

 

上原仏教美術館は、伊豆半島・下田市にあります。
曹洞宗管長、永平寺76世故秦慧玉(はたえぎょく)禅師により発願され、大正製薬株式会社名誉会長、故上原正吉氏、小枝夫人の寄進により建立された仏教美術専門の美術館です。
館内には木彫の仏像百数十体をはじめ、仏教美術に関する貴重な資料があり、田島先生の研究されている伊豆半島を中心とした仏像の数々をスライドにより分かりやすく分類、講義いただきました。

現在顕著になっている問題は、無住となった寺院、お堂の仏像をいかに守っていくかということです。
地域住民の方々により守られているとはいえ、維持管理には膨大な費用もかかります。
いかに貴重な日本の文化財を後世にきちんと受継いでいくかが課題となりましょう。

 

第二部は、講師・僧侶・参加者が車座となり意見交換が行われました。

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今回会場となった心光寺様の境内には、さまざまな石仏たちが祀られています。
講演の合間にお参りさせていただきました。

 

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『 仏教ホスピスの会 』は広く仏教の精神を、『 聞・思・修(もん・し・しゅ)』し、出会いを喜び、ふれ合いを楽しみ、支え合いの手を差し伸べ合い、病む者、健やかな者の区別なく、共に”生・老・病・死”を語り見つめ直すことを目的にしています。

「 いのちを見つめる集い 」は、寺の本堂を会場に、毎月いろいろな分野の方を講師にお招きして1時間ほどお話をしていただいております。休憩(ティータイム)のあと約2時間、参加者・講師・僧侶による語り合いの場を提供しております。

 

これまでの講演録はこちらです。
仏教情報センターいのちを見つめる集い講演録


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投稿者: kameno 日時: 2011年8月25日 23:00

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