« 便利な宛名書きソフト | 最新記事 | 松ヶ崎古墳現地調査 »
第2回 安全安心まちづくり講座が開催されました。
第2回 安全安心まちづくり講座
テーマ「永谷川に育まれた永野の街を歩く」
日時 平成23年1月23日(日)午後1時講義開始 2時出発
【コース】丸山台第一自治会館~永谷川上流~馬洗橋~丸山台遊水地~天満宮~貞昌院~上永谷緑地公園~神明社~般若寺~平戸永谷川遊水地(ゴール)
ナビゲーター 亀野哲也/山路清貴
主催「さわやか港南」 後援 横浜市 協力 永野連合町内会
今回は、永谷川を上流から下流に向かい川沿いに歩いていきます。
永谷川に育まれた歴史史跡をたずね、また、水害にどのように対応してきたのかを河川改修の歴史を実地見学しながら学びました。
出発前に山路先生のオリエンテーション、私から永谷川と地域の関わりの歴史と今回ルートのポイントをお話しさせていただました。
今回歩いたコースはこちらです。
(クリックするとルート地図をみることができます)
川を上流から下流に歩くコースのために、標高が徐々に低くなっていることが判ります。
途中3.5キロ付近の起伏は神明社参拝の部分です。
約5キロ弱のコースを2時間強かけてゆっくり歩きました。
主なポイントをいくつか。
出発地点の丸山台第一自治会館は昭和50年代、丸山台の開発により出来た住宅地に出来ました。
丸山台の名前の由来はかつて「丸山」がここにあったことを示しています。
丸山を削った部分、谷戸を埋めた部分が何処なのかを歩きながら実感しました。
鎌倉時代の「かまくら道」を通り、永谷川へ。
左のコンクリート護岸の上にはは地下鉄車両基地があります。
永谷川の源流はここより数キロ先、上野庭にありますが、今日はここから永谷川を下って生きます。
護岸がコンクリートで固められているのが残念ですね。
北条政子が馬を洗ったという伝説がある馬洗橋を渡り、かつての永谷川の跡を歩きます。
現在は環状2号線の真ん中にある永谷川は、かつてはここにありました。
ここはザリガニがよく釣れたポイントです。
永谷天満宮・貞昌院から柳橋にかけては、川が埋め立てられた所に湧水が導かれ、せせらぎ公園となりました。
このあたりは川が直角に曲がる所が何箇所かあり、高度経済成長期、住宅開発が行われてまだ河川整備が追いついていない時期には毎年のように川が氾濫していました。
戦前はウナギが捕れたり、小学校にプールが無かった時代には、川がプールとして活用されていました。
コースの何箇所かに石仏が祀られています。
古くから地域の道案内となり、集落を護ってきた石仏たちです。
それぞれの由緒縁起を説明させていただきました。
お供え物や涎掛けが新調されていることから、地元の方により大切に護られていることがわかります。
護り護られの関係があるのです。
柳橋から先は遊歩道がきちんと整備されています。
ここまで来るとかなり川幅も広くなり、水辺に降りることができる階段も設置されています。
様々な鳥たち、カワセミを見ることもできました(右写真中央)。
水辺は地域の方により定期的に清掃が行われています。
カワセミはほぼ一年中見ることができます。
このあたりから下流はまだ浸水被害があります。
5年前にできたこの遊水地には、川の水位が高くなると自然に水が流れ込んでいく仕組みになっています。
川の流量調節のために、この遊水地はとても大きな役割を果たしています。
柏尾川・境川の流域は、かつての鎌倉郡の区域とほぼ一致します。
川と地域は切っても切れない密接な関係があります。
豊かな文化や美しい光景を生み出す川も、時には自然災害の源となります。
安全安心のまちづくりのためには川の歴史を知ることも重要です。
きます。
今回歩いた歩数は約一万歩。
みなさまお疲れ様でした。
特別参加のケンケン君もお疲れ様!
四足だし歩幅も短いから五万歩くらいかな。
今回歩いたコース
距離4.9km( 上り:600m / 下り:1.6km )
最大標高差40m
平均斜度全体:-0.7% 上り:3.3%下り:3.3%
第3回 安全安心まちづくり講座は、山路清貴先生ナビゲートによるワークショップとなります。
第3回 平成23年2月27日(日)午前
「まちを知ることにより防災力を高める」<ワークショップ>
会場 丸山台第一自治会館 ナビゲーター 山路清貴
第4回 平成23年3月13日(日)午前
「地震から実を守る術をまなぶ」<体験学習>
会場 丸山台第一自治会館 ナビゲーター 佐藤栄一