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神奈川県第二宗務所管内の現職徒弟研修が大雄山最乗寺を会場に開催されました。
御開山了庵慧明禅師六百回大遠忌に合わせて綺麗になった法堂の天蓋が見事です。
人権研修、住職学、座談会、回向文講座、宗門儀礼講座と盛りだくさんの内容が続きます。
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info.
平成22年には大雄山最乗寺御開山了庵慧明禅師六百回忌正当となります。
大遠忌記念法要として春には報恩授戒戒・六百回大遠忌法要、秋には道了尊御巡錫として道了尊の威徳神通を冀い世界平和・現代世相の安寧を祈願する祈祷会、法話等が予定されています。
■平成22年 道了尊御巡錫
10月30日(土)本堂前御巡錫祈祷行列 大雄山駅前御開帳祈祷
10月31日(日)大雄山駅~小田原駅行列 小田原銅門広場御開帳祈祷
11月1日(月)新宿天竜寺御開帳祈祷
11月2日(火)大雄山東京別院御開帳祈祷
11月3日(水)両国国技館御開帳大祈祷/加山雄三コンサート
11月4-5日(木/金)大雄山東京別院
11月6日(土)箱根別院祈祷
11月7日(日)御巡錫終 道了尊帰山法要
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先日 初めて坐禅会に参加させて頂きました。
ありがとうございました。
最乗寺での今年六百回大遠忌 報恩授戒会に参加させて頂きました。
幽玄な雰囲気のお寺で5日間過ごさせて頂き、とても良い経験をすることが出来ました。
なぜ最乗寺は幽玄な雰囲気に満ちているのか?
その時考えたのですが、やはりあの「杉の大木」に囲まれていることが大きいと思います。
日本人の「大木には霊(トトロもいるのかな?)が宿る」という感覚は、根源的な信仰心を呼びさますものです。
ところで、最近 日本の豊かな自然 特に森林は「人の手によって守り育てられた結果である」という話を聞きました。人手が入らない森林はここまで豊かにはならないそうです。(ほっておくと笹だらけのやせた土地になってしまう)
最乗寺の幽玄な雰囲気の森も、600年間 人々の信仰心が守り育て続けた結果のものだったと気づかされました。
宮原//
P.S.禅の文化も日本人が800年間守り育ててここまで成長したものです。
ここで枯らしてしまわぬよう、大切に守って行きたいもです。
投稿者 宮原 | 2010年9月 5日 07:07
宮原様
最乗寺は、麓の大雄山駅付近に比べて体感気温が何度も違っています。
標高差というよりは、ご指摘のように杉の大木に囲まれていることによる差が大きいようです。
整然と並ぶ杉は、枝打ちや下草刈りなど人の手を加えることによって豊かな森となっているのですね。
日本人が森とどのように関って来たのかを学び、受継いでいくことは大切なことだと感じます。
投稿者 kameno | 2010年9月 6日 01:36