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一泊研修の合間に、幾つかの寺社めぐりをしました。
そのうちの2つをご紹介いたします。
金湯山早雲寺。
箱根町湯本旧街道沿いにある臨済宗大徳寺派の名刹です。
本尊は釈迦如来。
後北条五代の墓や連歌師・宗祇の碑でも有名です。
茅葺の鐘楼堂と開山堂はとても存在感があります。
禅宗寺院ならではの落ち着いた佇まいです。
境内は常に清潔に掃き清められていて清々しいです。
新緑のシーズンまっさかりということもあって、庭師として有名な北条早雲三男・北条幻庵による内庭が見事でした。
箱根登山鉄道・入生田駅の北側にある黄檗宗長興山紹太寺。
茅葺の本堂が特徴です。
江戸初期、小田原藩主稲葉一族の菩提寺として、宇治の萬福寺から招かれた鉄牛和尚により開かれました。
稲葉正勝の母・春日局の御霊も祀られています。
残念ながら幕末の火災により伽藍の大部分が焼失してしまいました。
現在の本堂はかつての子院・清雲院の建物です。
その境内は広大で、山内は360段の石段と数十町歩の山の中に点在する礎石がかつての紹太寺の名残を伝えています。
その石段を登り切ったあたりに有名な枝垂桜があります。
藩主・稲葉正則が植えたとされるもので樹齢約340年と云われます。
4月上旬には、それはそれは見事な姿をみせます。