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ユーザー参加型の日本語入力システム Social IME が公開されています。
これは、日本語入力辞書をWebデータとして共有することにより、普通では変換できない単語も変換可能となるシステムです。
慶應大学修士課程の学生が開発を行い、2007年度独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の未踏ソフトウェア創造事業に採択されました。
芸能人の名前や漫画の作品名などの単語が変換できなかったことはありませんか? Social IMEでは、ユーザーが単語を登録すると、共有辞書に追加され、登録された単語が共有されます。 だからみんなで単語を登録することで、変換できなかった単語を変換できるようになるのです。
現在までにユーザーによる登録や辞書のインポートにより、54万語以上が変換できるようになりました。 このうち基本語彙が約24万6千語、はてなキーワードが約24万3千語、インポート辞書が約4万8千語、ユーザー登録語が約1万語となっています。 例えば、右の表のような単語が変換できます。 このように登録された単語は、人名や商品名、顔文字などを幅広くカバーしています。
たくさんの人が単語を登録すると、変換できる単語が増えていき、どんどん便利になっていく。 つまりWikiPediaのように不特定多数が編集することで、 日本語入力の辞書が自律的に成長していくシステムなのです。
(公式サイトより)
早速使ってみました。
ふむふむ‥
人名や専門用語の入力にはとても便利そうですね。
特に、仏教用語などのニッチなニーズにも十分に応えてくれそうです。
だだし、まだ仏教用語関連の蓄積があまりなされていないようですね。
少し使ってみての感想の第1は、ネットを使って情報を参照しているので仕方がないですが変換のタイムラグが大きい時があるということです。
数十年前、IMEがフロッピーディスクに入っていた時代には単語入力の度にガチャガチャとフロッピーディスクに辞書を呼び出しに行っていました。
音こそしませんが、その当時の感覚が蘇るような使用感です。
辞書が増え続けて行った場合、対応できるのでしょうか。
その他細かい要望点はいっぱいありますが、とりあえず今後の改良に期待するとして・・・・
このIMEに関心のある皆様、仏教用語の充実を図っていきませんか?
> kameno先生
非常に興味があるソフトウェアです。
特定の研究者で共有したり、色々と使えそうです。ただ、余りに特定の読み方の単語が増えすぎると、毎回毎回選択する必要になり、かえって効率が下がるかもしれないですね。
投稿者 tenjin95 | 2009年2月20日 23:51
tenjin95さん
まさにそうですね。
それに他人が間違った登録をしてしまった場合、その誤字を不特定多数で共有してしまうという恐れもあります。
何か決められたルールを厳密に適用していかないと弊害ばかりが蓄積されていってしまうことでしょう。
とはいっても、可能性が多いソフトだと思いますので、今後の展開に期待しています。
投稿者 kameno | 2009年2月21日 00:02
ひゃああああ、いつの間にかこんなものが
出来ていたとは!
将来的には分野ごとの選択ができるように
なるかも知れませんね。
まちがった日本語は無変換やゆらぎ変換ではなく、
まちがいだときっちり教えてくれるシステムが
理想的だな?と思います。
投稿者 宝船 | 2009年2月22日 21:58
宝船さん
まだまだ辞書として???な部分も多いです。
例えば「よろしくお願い致します」と入力しようとすると、
∩( ´∀`)∩ドウゾ (っ´∀`)っ))ヨロシク。・ω・)。_ _). ゜:・*☆ぉ原頁ぃ致します☆*・:゜ .(_ _。(・ω・。
こんな事になってしまいます((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
投稿者 kameno | 2009年2月23日 20:03