亥年の最後に猪突猛進

イノシシ:線路走り、踏切で自転車に衝突 女性転倒 群馬

 17日午後4時45分ごろ、群馬県邑楽町中野の東武小泉線本中野?篠塚間の小館32号踏切で、横断中の近くのパート女性(60)の自転車に、線路上を走って来たイノシシが左から衝突した。女性は自転車ごと転倒し、ひざをすりむく軽傷。イノシシはそのまま逃げた。
 県警大泉署の調べでは、イノシシは体長約80センチ?1メートル。踏切は同町役場の南約600メートルの住宅街にあり、警報機と遮断機があったが、走って来たのが列車ではないため作動しなかった。
女性は親せきの家に行った帰りで、自転車の前かごにはもらった大根が入っていたという。
(毎日新聞)



「亥固まる」といわれ、イノシシ年は株高となるジンクスがあるようですが、株安傾向の年末を迎えています。
中国や韓国ではイノシシ(豚)は金運のシンボルだそうで、春に旅行した中国の町には子豚の絵が氾濫していました。

イノシシ年も間もなく終わりますが、やはりイノシシはイノシシ。年の最後に猪突猛進ぶりを発揮してくれました。
列車に重大な事故が無く、追突された女性も軽症で済んだのが何よりです。


踏切は、列車の接近により警報機を鳴らし、遮断機を下げますが、その仕組みには大きく3通りあります。

一つは点制御方式。
これは、列車の通過を、車輪がスイッチを踏むこと、ATSの発信信号を検出すること、車軸ががレール間をショートすることなどにより列車の接近を感知する方式です。

もう一つは連続制御方式。

踏切の手前のある一定区間に列車がいる時には、無条件に踏切が鳴るという方式です。
列車の検知には、やはり車軸がレール間をショートすることなどにより検出する方式が一般的です。

三つ目は、人手による方式。
踏切警手が手動で踏切を閉じるというものです。

先のニュースの区間では、警報機と遮断機があったとのことですが、イノシシの足が短く左右のレールに両足が届かず、かつ、届いたとしても電気的に短絡するには抵抗が大きすぎるため、どちらにせよ踏切が動作しませんでした。
仮に踏切が動作したとして、踏み切り待ちをしている目の前をイノシシが走り抜けていくという光景もマンガチックではありますが。


まあ、踏切を渡るときには、たとえ遮断機が開いていたとしても「右見て左見て、さらに右見て渡れ」ということですね。

 

大根の美味しい季節になりました。
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投稿者: kameno 日時: 2007年11月18日 11:14

コメント: 亥年の最後に猪突猛進

>女性は親せきの家に行った帰りで、自転車の前かごにはもらった大根が入っていたという。

大根は無事だったのでしょうか?いずれにせよ、被害にあわれた方が軽傷でよかった。軽傷ということで読み進むと、自転車の前かごのもらった大根が安堵へと誘う。これが、死亡や重傷であれば大根は悲しみを誘うモノとなる・・・ということでしょうか?

投稿者 うさじい | 2007年11月19日 17:15

うさじい様
そうですね、最後の一文がニュースに絶妙な味付けをしています。
昨日はふろふき大根を戴きました。

投稿者 kameno | 2007年11月19日 22:52

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