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キンモクセイが咲き始めました。
境内が甘い芳香に包まれています。
今年のキンモクセイの開花はずいぶん遅いですね。
しかも一斉に開花せず、段階的にパラパラと咲いています。
これも夏の酷暑の影響なのでしょうか。
さて、キンモクセイの香りから何を連想しますか?
トイレをイメージされる方も多いのではないでしょうか。
私もそうですが。
さて、エキサイトのサイトにある トイレの「キンモクセイの香り」が衰退した理由 に、最近トイレの芳香剤としてキンモクセイが使われなくなった理由が書かれています。
簡潔にまとめると
「かつてはトイレ=汲取り式が主流で悪臭が酷かった」
↓
「悪臭よりも強力な香りで対抗するためにキンモクセイが選ばれた」
↓
「トイレの芳香剤=キンモクセイというイメージが定着」
↓
「水洗トイレが普及」
↓
「消臭技術の発達により臭いレベルを下げた後、弱い芳香で押さえることが主流に」
↓
「香りの多様化」
という流れで、現在はキンモクセイの香りの芳香剤はほとんど生産されなくなったということです。
確かに薬局の芳香剤コーナーを見ても
ラベンダー ハーブミント せっけん 白桃 パッションオレンジ ブルージャスミン グリーンリーフ 森林浴 桜 レモン キンモクセイ 桃 ピュアローズ ホワイティフローラル フレッシュベリー・・・・・・・・
キンモクセイも無いことは無いですけれど、やはり多様化してますね?
この季節、キンモクセイの香りが漂ってきた時、無意識にトイレを連想する人は、おじさんおばさんなんて言われそうです。
そして、キンモクセイ=トイレの香りというイメージではなく、キンモクセイはキンモクセイの香りとして楽しむことができる時代にようやく戻りました。
この時期、きんもくせいの香りがすると、「運動会・青いみかん」を思いまだします。そう言えば、仰る通りトイレの芳香剤にきんもくせいに似た臭いを使う方が減りました。私のところは簡易水洗(山間僻地で下水が来ない)です。用便の後の匂いだけを無臭の消臭スプレーで消します。近頃は「銀ナノコロイド」の消臭スプレーを使いますが、良いものができたものですね。
話は変わります。先日、東大の公開講座に行ってきました。講座の一つに川口健一教授の「力と建築デザイン」があり、アーチ技術のお話がありました。アーチ技術と言えば、ロバートフックの「懸垂線を逆さにすると最適なアーチが得られる」が出てきます。おっ、これは老師のブログで勉強させて頂いた「カテナリー曲線」が出てくるかと期待しましたが、別の方向に行ってしまいました。当日は6日で三連休の初日にも拘らず、安田講堂に7割くらいの入り。受講者は意外とお年寄りが多く、高齢になられても勉強を怠らない姿に感動しました。
投稿者 宇門 | 2007年10月 9日 03:45
宇門さん
最近は優れた消臭剤がありますね。
匂いを匂いを被せることによって対策するのではなく、匂いそのものを押さえるということは実に理にかなっています。
騒音も同様で、防音材で覆うというのも対策の一つですが、空気振動に逆位相の波を合成して打ち消すという対策もありますね。
さて、東大の講座ですが、面白い公開講座があったのですね。カテナリーが取り上げられなかったのは残念ですが、勉学の時期に早いも遅いも無いと思います。
ある程度社会経験を積んでからじっくりと取り組むと、若い頃には見えてこなかった何かが見えてくる筈です。
最近は大学も大学院も社会人に門戸を広げてくれていますから嬉しいことです。
投稿者 kameno | 2007年10月 9日 18:47
こんばんわ、ゆがです。
キンモクセイの香り、だいすき。おじいちゃんのところには、ギンモクセイ・・ヒイラギモクセイかな?・・大木でありました。キンモクセイよりすこし甘く、爽やかな香りで、晩秋のころ甘ーい香りに包まれました。
でもおじいちゃんが亡くなった年のころから枯れ始め、今は幹だけに。
でもね、その幹におっきな「さるのこしかけ」が出来たんですよ?。ほんとに大きい。
・・・漢方薬の専門店にもっていこうかしら。家にあっても、誰も飲まないでしょう。
もとい、キンモクセイの咲く道をあるけば、思い出すのは「アリス」の「君の瞳は10000ボルト」。
いい曲でしたあ?♪
投稿者 ゆが | 2007年10月 9日 20:52
貞昌院のキンモクセイは、小雨の中、さらに香りを増していました。実に濃厚で甘い香りです。
ゆがさんの想い出の木は、まさにお祖父さんとともに時間を歩んできた木なのですね。
「君の瞳は10000ボルト」は元気を貰える曲ですよね。歌詞はちょっと意味不明な部分がありますが、それがまた魅力なのかも。
投稿者 kameno | 2007年10月10日 09:38