檀信徒旅行(奈良)報告(4)

■真言律宗・西大寺

所在地 奈良県奈良市西大寺芝町1-1-5
山号 勝宝山
宗派 真言律宗総本山
本尊 釈迦如来(重要文化財)
創建年 天平神護元年(765年)
開基 常騰、称徳天皇(勅願)
正式名 勝宝山 四王院 西大寺
文化財 絹本著色十二天像12幅(国宝)、金銅宝塔(国宝)及び納置品(国宝)ほか
本堂(重要文化財)、絹本著色釈迦三尊像(重要文化財)、木造釈迦如来立像(重要文化財)ほか

由緒・基礎データはWikiペディアをご覧ください。

 


西大寺は、創建当時は薬師金堂、弥勒金堂、四王堂、十一面堂、東西の五重塔などが立ち並ぶ壮大な伽藍を持つ大寺院でしたが、平安以降に多くの堂塔が失われてしまいました。
鎌倉時代に、叡尊上人(1201?1290)により復興されました。

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東塔跡が本堂(かつての光明真言堂)手前にあります。

本堂で皆で拝登のお経を読み、諸堂の説明をいただきました。
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西大寺といえば、「大茶盛」で有名です。
この研修旅行では外部からの拝観のみだけではなく、行事を体験することを一つのテーマとしました。


叡尊上人が始めた「大茶盛」の行事は、延応元年(1239)、修正会翌日の1月16日に鎮守である八幡宮に献茶をして、そのお茶を参詣人にも振る舞ったことが由来とされています。
当時のお茶は、高価な薬でしたので、参詣人で回し飲んで一年の無病息災を祈りましたが、大人数に対応するために次第に巨大な茶碗を用いるようになりました。
床の間には雪の八幡宮の様子が再現されています。

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巨大なお茶碗に抹茶が点てられます。
1人で持ち上げられない場合は隣の人が手伝ってあげるのが作法です。

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抹茶はたくさん入っていますし、次々に回ってくるのでたっぷり戴けます。
最後にお茶碗を拝見。

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蛇足ですが、ちょうどJR東海の撮影クルーの方々が十数人、境内でコマーシャル撮影をしておりました。
大茶盛は、撮影クルーの皆様とご一緒にいただきました。

もうしばらくすると、西大寺をテーマにしたコマーシャルが流れるのかも知れないですね。


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投稿者: kameno 日時: 2007年9月20日 00:06

コメント: 檀信徒旅行(奈良)報告(4)

私は、西大寺の近くで納所をしていました。
大茶会の時は、周辺の混雑が酷いので迂回せざるを
得ないくらいの混みようです。

古寺ファンとしては、もちろん拝観いたしましたが
大茶会だけは体験できませんでした。

投稿者 大漁満足 | 2007年9月20日 05:42

大漁満足さん
そうでしたか。
西大寺付近の道路は、それこそかなり細いですし、線路で分断されていますから大行事の際の混雑たるや想像に難くないです。
大茶盛は、皆で和気藹々とした雰囲気の中、身分も職業も男女も関係なく回し飲みをすることで、連帯感が強まるという効果があったのでしょうね。そのように感じます。

投稿者 kameno | 2007年9月20日 09:19

西大寺の大茶会はテレビで何度か拝見しましたが、一度は頂いてみたいですね!!団体で拝登すれば普段でも大きなお茶碗で頂けるのでしょうか?

投稿者 ゼラニウム | 2007年9月27日 23:03

ゼラニウムさん
大茶盛は、団体30人程度以上で申込めば対応してくださるはずです。
ただし、お寺さんの都合などもあると思いますので詳細は西大寺様にご確認くださるようお願いいたします。

投稿者 kameno | 2007年9月28日 05:07

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