SZI講演会@總持寺報告

曹洞宗の国際布教を支援する SOTO禅インターナショナル 主催による講演会が両大本山を会場として開催されました。
第一日目となる5月7日は、大本山總持寺において、午後2時半、晩課終わって引続き学科として、修行僧・一般を対象に行われました。

講演に先立ち、国際布教関係者物故者法要が、単頭老師導師により厳修されました。

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講演会は、浄土真宗米国仏教団総長でいらっしゃる小杭好臣開教使を講師として御招きし、「如是願行」?私が歩んだ浄土真宗北米開教の道?という演題でご講演いただきました。

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なぜ、浄土真宗米国仏教団の総長を御招きすることになったのか・・・

それは、 「禅」の北米への布教の原点となった釈宗演老師、鈴木大拙老師の意思を引き継ぎ、鈴木俊隆老師、片桐大忍老師といった先達たちの熱意により根付いていき、今や社会的にも認知されるものとなっている、その拠点となったサンフランシスコ桑港寺(1934年開創)の歴代の国際布教師と深いかかわりのある方だからです。
そして、SOTO禅インターナショナル会長副会長を初めとして、何人ものスタッフとも宗派を越えた深い交流があり、そのご縁によって実現した講演会でもありました。

小杭総長は、1960年代より桑港寺の鈴木俊隆老師の元に参禅され、その後のフラワー・ムーブメントの時代における現地の方々の禅への考え方、関わり、そして、何よりも鈴木俊隆老師を初めとする歴代の曹洞宗国際布教師の生々しい息遣いを体験された方です。
その体験をもとに御講演戴いたということは、いかに貴重なことであるかは、言うまでもありません。

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大本山における学科は、曹洞宗の内部の視点から講師選定をされていくことが多いと思います。
しかし、時には、他の宗派の視点から、そして、日本国外からの視点から、日本曹洞宗を眺めるということは大切だと感じます。
そして、一般の参加者にとっても、修行僧と同じ時間と空間を共有しての学科というのは、貴重な体験であったのではないでしょうか。


修行僧にとっては、夏の制中に入ってまもなくの時期です。
いちばん厳しい時期であるといっても良いのかもしれません。

しかし、海外の修行者たちは、さらに厳しい禅を実践し続けています。
きっと、中途半端な心構えでは通用しないことでしょう。
先祖崇拝とか檀家制度の無い国で、第一線で活躍されてきた総長の言葉は、それゆえに一つ一つにとても重みがありました。

講演後、この講演会の運営を支えてきたスタッフの皆さん、そして小杭総長と懇意の関係者の皆さんと一緒に記念写真を撮りました。
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なお、この講演会の講演録は夏に発行予定のSOTO禅インターナショナル会報に掲載されます。
現会員の方はもとより、国際布教に興味のある方で会員を希望される方には、会報をお届けいたします。
ご希望の方は、http://soto-zen.net/より、お名前・住所を明記の上、お申し込みください。

投稿者: kameno 日時: 2007年5月 8日 21:46

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