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SOTO禅インターナショナルでは、5月7日・月曜日 曹洞宗大本山總持寺(そうじじ)を会場に、講演会を主催/開催します。
修行僧とともに学ぶ講演会です。
一般の飛び込み参加も歓迎いたします。皆様のお越しをお待ちしております。
【参考】 昨年の講演会はこのように行われました
■講演会@大本山總持寺
日時 5月7日(月)午後2時30分?
会場 大本山總持寺(JR京浜東北線鶴見駅下車5分)
三松閣 四階大講堂 (どなたでも聴講可能です)
⇒地図
会費 無料
講師 小杭好臣開教使 (浄土真宗米国仏教団総長)
演題 「如是願行」 ?私が歩んだ浄土真宗北米開教の道?
小杭好臣(おぐいこうしん)
1940年1月1日 佐賀県生まれ。
1962年 京都龍谷大卒業後.渡米。
ロサンゼルス仏教会など駐在後、イエール大神学部研究員。
1968年以降 各地仏教会を転任。
2004年4月 浄土真宗米国仏教団開教総長に選出。
【米国・日系新聞連載記事より】
にょぜがんもん -8-
米国仏教教団総長 小杭好臣
「執着したのはこちら側」
ヒッピー族との出会いは、愉快な話が多い。
1964年の夏だったと思われる。日本から来られた若い禅僧と一緒に座禅を指導するため、バークレーに向かった。
彼ら、ヒッピーのあいさつは、抱き合って、しばらく離れない、エネルギーを交換し合うという友情の表現であった。若い禅僧は、顔を赤らめて戸惑っておられた。
座禅が終わると、不思議な香りがするお茶とケーキで接待をしてくれた。
おかしいと思って食べている間に、身体が宙に浮くような気持ちになった
隣に座っていた女の子に聞くと、私たちのために特別に作ってくれたマリファナ入りのケーキだと話してくれた。
ドライブしてサンフラシスコに帰るのは危ないから、少し休むことにした。すると庭に、日本スタイルの風呂があるからと、入っていくように励められた。いろいろな木の板を寄せ集めて作られた大きな風呂で、感心していると、2人の若い白人と黒人の女性が全裸で、ニコニコとほほ笑みながら、「ハーイ」と手を上げて入って来た。上も下も隠さない天真らんまんなその姿は、戸惑っている禅僧と対比して面白かった。
私は、何か得をしたようで楽しかった。
アメリカ人は、上を隠しても下は隠さない、と聞いていたのだが、フラワーベビーと自分たちを呼ぶヒッピー族は、どこも隠さずに、ニコニコと笑って友情を示してくれた。
ケネディ大統領の暗殺、ベトナム戦争の長期戦と信じ難い事が続けて起きると、人間は、極端に走るのであろうか、愛を求めて、さ迷うのであろうか。それにしても女性の裸に執着したのは、私たちの方だったと、笑いながら無事にサンフランシスコに帰ることができた。
23歳の出来事である。体験は、善悪を超えて人生を豊かにしてくれる。(合掌)
お久しぶりでお邪魔いたします。
連休最終日は雨になりました。自然の木々にとっては恵みの雨になりましょう。
ヒッピー、て聞いたことがあります。私が幼い頃でした。何の事かわからなかったけれど、あとで「自然派スタイル」とかでファッションにも取り入れられていた?とか。「ハーブ」によるアロマテラピーやお香もそうですね。今はあたりまえにヒッピーがヒット、してる時代でしょうか。紫外線はオゾンホールのせいもあってかさすがに「ヌーディスト」はいないけど、オートクチュールでもカジュアルドレスでもシフォンの透けるような柔らかな素材や瓔珞のように飾るアクセサリーが流行していますよね。マリハナや覚せい剤は犯罪ですが・・
そんな一歩間違うと転落、な退廃と諸刃の剣であったスタイルが流行したものでしょうか。
私の大人になってからのおしゃれは、あの「ボディコン・ワンレン」でしたから、今になってようやく流行の循環を感じます。梵字や仏像モチーフのファッションも流行りましたっけ。
形から入るのが得意な日本人。仏教信仰や自分や人のために生きる事、生きているんだということも忘れないで欲しいな。
投稿者 ゆが | 2007年5月 6日 10:44
ゆがさん
最近はネオ・ヒッピーのように、ヒッピーが回帰してきているようですね。フリーハグ なんていうのもありますし。
それにしても、「体験は、善悪を超えて人生を豊かにしてくれる」という小杭先生のことばは共感するところがあります。
明日の講演会、実に楽しみです。
こちらの報告も、また後ほどさせていただきますね。
投稿者 kameno | 2007年5月 6日 22:22