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菜の花の咲く時期に降り続く雨のことを「催花雨」と言います。
この雨は植物にとって成長を促す雨であり、花々を咲かせる甘露の雨でもあります。
「菜種梅雨」とも呼ばれますね。
日本語の豊かさは、このような自然現象に対する語彙の多さに特徴的に見ることができます。
悠久の昔から育まれてきた感覚なのです。
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雨の呼び名にもたくさんあります
個人的に雨降る日の写真撮影は大好きです。
花々の表情が活き活き輝いていますから。
催花雨降り注ぐの境内の花々をご紹介します。
「樹甘露法雨」という観音経の節がぴったりするような気がしています・・
Kameno様には昔修行時代の頃の雨の思い出がログに語られていましたね。でも今はそんな経験もご自身の中で法雨となられ生まれ変わられたのでしょう・・
春の雨はことにやさしい、と感じます。
それはこれから咲く草木にもですが、土に落ち朽ちようとする椿花にさえ優しく降り注ぐから。そうすればあとほんの少しの間だけ水をすって花として生きられるでしょう。
投稿者 ゆが | 2007年4月 3日 20:46
ゆがさん
コメントありがとうございます。
まさに観音経の一節ともいえる雨なのでしょうね。
甘露の雨といえば、釈尊降誕の日もまもなくです。
投稿者 kameno | 2007年4月 4日 00:42
ルンビニーの花園にてお釈迦様のお母様は産気づかれたのでしたっけ。
沢山のお花が咲く中にお生まれになり、最後は動物達や鬼までもが悲しんで・・なんだか胸があつくなります。
Kameno様のお寺さんもお花いっぱいに良い御祭りができますように・・・
投稿者 ゆが | 2007年4月 4日 09:37
ゆがさん
ありがとうございます。
ソメイヨシノの見頃はもう過ぎてしまいましたが、枝垂桜や八重桜などいろいろな花が順番に咲いていきます。
投稿者 kameno | 2007年4月 4日 11:14