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墓地へ向かう参道の途中、水桶の場所に温州みかんの木が植えてあります。
陽当たりの良い場所にあるため、毎年このようにたくさんの実がなります。
今がちょうど食べごろです。
(かなり甘くなりました)
※みかんの後に写っているのはソーラーパネルです。
※こちらも太陽の光を浴びてたくさんの電力を生み出しています。
このみかんの木、私が小学生の時に、農協(現JA)の農業まつりで買ってきた苗を植えたものなんですが、こんなに立派な木に成長しました。
収穫時期のみかんの木から連想されるのが、東海道線の色です。
東海道線は湘南電車として親しまれていますが、湘南地方(特に小田原?湯河原)は、沿線にみかん畑が続いています。
その中を走る東海道線は、黄かん色+緑2号の鮮やかな色に塗り分けられていて、湘南カラーと呼ばれています。
黄かん色 (湘南色) #CA6A1F R202/G106/B31 4YR 5.5/11 |
緑2号 (湘南色) #354F33 R53/G79/B51 10GY 3/3.5 |
この湘南カラーですが、みかん畑の色からこの東海道線の配色が決定されたと思われがちですが、実はそれ以外の理由によるもののようです。
交通博物館のサイトには次のように記載されています。
湘南電車――1950年(昭和25)、湘南地区を含む、東京?沼津間の客車列車を電車化するために新しく製造、投入された電車の愛称だ。オレンジ色と緑色に塗り分けられた斬新なカラーリングは、どんな経緯で採用されたのだろう。 この配色については、開発にたずさわった故 黒岩保美氏(元 国鉄車両設計事務所勤務)の残したエピソードが面白い。参考になったのは、当時のアメリカのグレート・ノーザン鉄道(現BNSF:バーリントン・ノーザン・サンタ・フェ鉄道)の特急エンパイヤビルダーだという。 この客車の色をヒントにして誕生した最初の湘南電車の配色は赤味が強く、ぶどう色1色だったそれまでの電車に比べ、とてもどぎつく感じられたようだ。そのため、二次車からは黄色味の強いオレンジに変更し、以後、この配色が湘南形をはじめとする多くの長距離形電車の標準色となり、現在に至っている。 「沿線の名物"みかん"の実と葉を象徴した色」というのは、後の宣伝用キャッチフレーズらしい。
ということで、シカゴ?シアトルまでを結んでいたグレート・ノーザン鉄道の配色から湘南カラーを採用したというのが有力な説のようです。
グレート・ノーザン鉄道ってどんな車両だったか・・・というと
http://www.walthers.com/exec/page/empire_builder
http://www.katomodels.com/product/nmi/f7_smoothside.shtml
どうです?
まさに湘南カラーですね!
色の塗り方は少し異なりますが、色分けの仕方がそっくりです。
比較してみてください。
80系(交通博物館のサイトより)
http://www.kouhaku.or.jp/faq/images/ph_10.jpg
グレート・ノーザン鉄道 (walthers.comより)
http://www.walthers.com/graphics/empire_builder/empire_builder_02.jpg
湘南カラーとして親しまれてきたオレンジ+緑の湘南電車ですが、ステンレス製のE231系に全て入れ替わってしまいました。
少し残念です。
湘南カラ?は気に入っていたので車両が無くなるのは残念です。それにしてもG/N鉄道のカラ-は見事!力感を感じさせます。各種の情報楽しみにしています。
投稿者 ogata akio | 2006年11月14日 07:26
ogataさん、おはようございます。
G/N鉄道のカラ-はもとより、その沿線の景色の雄大さも随一のようです。
投稿者 kameno | 2006年11月14日 07:33