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11月5日の梅花流管内奉詠大会が無事終了しました。
翌日、11月6日は埼玉県教化教研究会で事例報告をさせていただきました。
内容は「太陽光発電を中心とした環境に対する寺院の取り組み」とさせていただきました。
曹洞宗はグリーンプランを提示し、平成25年度の曹洞宗布教教化方針では次のような項目が掲げられています。
一、
「南無釈迦牟尼仏」のおとなえの普及に努めます。
私たちは、日々「南無釈迦牟尼仏」ととなえ、一仏両祖の教えに導かれた生活をいたします。
二、
あらゆる差別の撤廃と人権啓発の活動に取り組みます。
私たちは、菩薩の誓願をもとに、差別やいじめ、虐待の問題などに心を寄せ、その未然防止、問題の解決に努め、差別撤廃・人権確立のための歩みを続けます。
三、
共に喜びを分かち合える平和な社会の実現をめざします。
私たちは、過去のあやまちと戦争の惨禍を直視し、不戦を誓います。全世界の恒久平和と人類の安寧を願い、相互理解と協調による道を共に歩みます。
四、
大いなる自然に生かされていることを思い、「地球環境をまもる全曹洞宗の運動」(グリーン・プラン)を維持していきます。
私たちは、大自然とひとつづきであることを深く自覚し、未来の地球の姿に思いを致し、「もったいない」のこころで環境に配慮した生活をいたします。
五、
孤独する人びとと向きあい、支えます。
私たちは、年間自死者数が三万人を超え続けてきた状況を重く受け止め、自死者や孤独死などを出さない地域社会のネットワーク作り、見守りに努め、また、遺族の苦悩に向きあいます。
六、
人びととの出会いの中で菩薩行を実践します。
私たちは、継続して被災地の支援をすすめます。また、悲しみと不安の中にいる人びとに寄り添い、身近なところからボランティア活動など、「布施」の菩薩行を行います。
七、
寺院を地域社会の「絆を深める場」に活かします。
私たちは、地域社会に積極的にはたらきかけ、寺院を広く開放し、人びととの絆を創生していきます。
これらを具体的行動に移し、実践しているのかについて、貞昌院での考え方と実践事例を纏めさせていただきました。
とても有意義な時間をいただきましたことを事務局のみなさまに感謝申し上げます。
翌、11月7日は貞昌院早朝坐禅会の後、巣鴨、とげぬき地蔵で親しまれている髙岩寺さまへ向かいました。
テレフォン相談を中心に活動を行なっている仏教情報センター主催による「出張街頭相談」です。
街頭相談@浅草寺
街頭相談@とげぬき地蔵
ちょうど菊花展が開催されており、見事な花が並んでいました。
あいにくの雨となりましたが、テントを準備し、街頭相談と相談員交代による辻説法を行ないました。
※こちらの街頭相談は、残念ながら中座させていただきました。
テーマは「宗制財務規程における級階査定方式について」
宗費の基礎となる負担点数がどのように計算されているのか、宗制財務規程と対比しながら説明させていただきました。
将来の査定への示唆に富んだご意見を多数賜り、大変貴重な時間となりました。