« ピンホールカメラ | 最新記事 | 安心して悩むことが出来る社会づくり »
今年度初めに曹洞宗より出された 《平成22年度 布教教化方針》 にこれまでになかった項目が加えられました。
6、 寺院を地域社会の「絆を再生する場」に活かします。
私たちは、地域社会に積極的にはたらきかけ、寺院を広く開放し、人々との様ざまな縁を大切にし、信仰生活を柱とする絆をつくっていきます。
まさに「地域の核として、広く地域社会と結びつく縁を広げ絆を深める」というエンゲージド・ブッディズム(社会参画型仏教)の精神でもあります。
この「エンゲージド・ブッディズム」という名前は、ベトナム出身の禅僧 ティク・ナット・ハン師により命名、実践されてきた活動です。
ティク・ナット・ハン(Thich Nhat Hanh 釈一行、1926年10月11日 - )はベトナム出身の禅僧・平和運動家・詩人である。 ダライ・ラマ14世と並んで、現代社会における実際の平和活動に従事する代表的な仏教者であり、行動する仏教または社会参画仏教(Engaged Buddhism)の命名者でもある。アメリカとフランスを中心に活動を行なっており、世界でもっとも著名な仏教僧の一人である。 ベトナム戦争中は、戦禍をくぐりながら、どちらの側にも立たず、非暴力に徹した社会活動を推進し、学校や病院を設立し、孤児たちの社会的支援や、死体の回収などを行なった。またアメリカにおいてベトナム戦争の終結を強く訴え、詩や著作を通してアメリカ社会に禅を根付かせるのに貢献した。その思想は、キング牧師に深い影響を与えた。 (フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
実は、来年(2011年)5月2-9日にティク・ナット・ハン師を招聘する動きがあります。
私もどの程度この事業に協力できるかはわかりませんが、微力ながら出来る限りのことをさせていただきたいと思います。
ティク・ナット・ハン師にお会いできることを楽しみにしています。
まだまだ招聘の動きは始まったばかりですが、サイトを立ち上げておりますので情報を順次追加していきます。