7/26施餓鬼会特別演奏会とサイエンスカフェのおしらせ

7月26日は、毎年貞昌院において施餓鬼会法要が営まれています。

法要の前に、施餓鬼棚にお迎えしているご先祖様と一緒に楽しめる演奏会を開催することが恒例となりました。本年は演奏会と、夕刻からのサイエンスカフェが、貞昌院において開催されます。
檀家さん以外の方も歓迎いたします。
みなさまのお越しをお待ちしております。

貞昌院施餓鬼会法要特別演奏会

『五弦琵琶・1000年悠久の調べ』


2005年、貞昌院で演奏いただいた中国琵琶の名手、シャオ・ロンさんが、正倉院に伝わる五弦琵琶を再現した貴重な楽器で演奏くださいます。この機会に是非、悠久の調べをお楽しみ下さい。

日時 7月26日 午後1時30分より
場所 貞昌院本堂

【五弦琵琶とは】

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五弦琵琶はインドに起こり、中央アジアから北魏に入り、日本に伝わったと考えられ、ペルシャを起源とする四弦琵琶とその発祥を異にしている。
正倉院存庫の琵琶は、現存するものとしては世界唯一のもである。
琵琶と比較して頭部が屈曲しないでまっすぐにのび、胴の幅が狭く、厚みがあるのが特徴で、表面の(ばち)があたる部分には亀甲が使われ、螺鈿で西域の人物が駱駝にのり、面白いことに四弦琵琶を奏でる図に、熱帯樹と五羽の飛鳥を配している。
背面の槽(そう)は紫壇で作られ螺鈿で上下二つの大宝相華文と二羽の含綬鳥と飛雲を配したまことに華麗な琵琶である。


【シャオ・ロン 略歴】
上海市出身 国立北京中央音楽院卒業
人間国宝級の大家である劉徳海教授に師事。東京を拠点にアジアおよび欧米各地でコンサートや国際音楽祭での演奏など世界的に活躍する中国琵琶の若手女流奏者。 中国琵琶独特の輪指(りんし)と呼ばれる奏法を駆使したシャオ・ロンの繊細かつドラマチックな表現力と 緩急自在で華麗な演奏は世界中の人々を魅了している。


貞昌院施餓鬼会特別講座・サイエンスカフェ@貞昌院

施餓鬼法要の日の夕刻、お子さん、親子向けの講座が開かれます。コーヒーを飲みながらの気軽な科学講座です。お墓参りの後、是非ご参加ください。

日時 7月26日 午後6時より
場所 貞昌院客間
演題 『ろうそくの炎から宇宙を観る』
講師 亀野誠二 (鹿児島大学准教授・天文学)
(コーヒー・お菓子・資料代として500円を集めます)
 
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【内容】
ゆめ観音アジアフェスティバル(9月6日・大船観音にて開催)の際に灯されるろうそくを手作りします。
また、簡単なプリズムを使ってろうそくの炎をスペクトル分析します。
すると、ろうそくに含まれる成分が分析できます。宇宙の星たちも同じような手法で組成が推定できるのです。


【講師プロフィール】
活動銀河中心核のしくみや進化を調べるために、宇宙空間電波干渉計(VSOP)などの電波望遠鏡を使って観測的な研究をしています。


案内状・申込用紙 (PDF)

投稿者: kameno 日時: 2008年6月 9日 02:36

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