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星形の光のアートが出現/山下公園に出現“木漏れ日”が星形となって地面に現れた幻想的な園内=横浜・山下公園
足元にきらめく無数の星-。横浜市中区山下町の山下公園に1日夜、ユニークな光のアートが出現した。2日が本番のイベント「こもれびの咲く夜」のテストが報道陣に公開され、木々の葉の合間を通り抜けた明かりが地面に星形を作った。
光のアートを考案したのは、現代美術家、木村崇人さん(36)。高所作業車に取り付けた2000ワットの照明に星形の型抜き板を取り付け、約20メートルの高さからスダジイやマテバシイなどを照射。大小さまざまの”木漏れ日”が星形となって地面に現れ、園内に幻想的な光景が広がった。
「日ごろ何げなく木漏れ日を見てしまうが、アートを通じて地球や自然の力を知ってほしい」と木村さん。2日のアートイベントは午後6時?8時で、参加自由。星が映りやすいようスクリーンを付けた虫取り網を使っての「星取り」も楽しめる。
(カナロコ)
実にロマンチックなアートイベントですね。
「こもれびの咲く夜」は、このように20メートルの高さに設置された回転する星型の光源から照らし出される公園の木々の下に、星の木漏れ日を作り出す芸術作品です。
2日に行われたイベントに行ってきました。
その星の木漏れ日を、虫取り網ならぬ「星とり網」で捕まえます。
参加型のイベントなのです。
地面には所々に白い円板が設置されており、手で小さな隙間を作ると、そこにも星が現れます。
このイベントは、アート・プロジェクトに参加しながらその運営ノウハウについて実践的に学んできた「木もれ陽プロジェクト」の皆さんによって企画運営されてきた手作りのイベントです。
さて、星型の木漏れ日ができる仕組みは、簡単に言うとピンホールカメラと同じ。
普段見かける木漏れ日は丸い形ですが、それは太陽が丸いという理由です。
太陽が四角なら木漏れ日は四角に、星型なら星型の像を結ぶわけで、星型の太陽を人工的に作ってしまえば木漏れ日は星型になるのです。
木漏れ日の形は太陽の形になる・・・・つまり、日蝕の時には欠けた太陽の様子が木漏れ日の形ではっきりと認識できます。
11年前、関東地方でも約60%の蝕分となる部分日蝕がありました。
そのときに撮影した写真をご紹介します。
菓子箱の蓋に小さな穴を空け、日蝕の最中の太陽にかざしました。
すると・・・・
レースのカーテンをを通して、フローリングの床にはこのような光の造形が・・・
どうです?
自然現象が作り出す光の演出もなかなかのものではないでしょうか。
実は、これと同様に月夜には月の形の木漏れ日(木漏れ月)が出来ているのですが、私たちがそれに気づいていないだけです。
撮影日・1997年3月9日
貞昌院にて撮影