檀信徒旅行(奈良)報告(2)

■聖徳宗・法隆寺

由緒・基礎データについてはWikiペディアを併せてご参照下さい。

また、tabian.comさんのサイトがとても参考になり、楽しめます。オススメ。

所在地 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
宗派 聖徳宗総本山
本尊 釈迦如来
創建年 (伝)推古天皇15年(607年)
開基 推古天皇・聖徳太子
別称 斑鳩寺
文化財 金堂(国宝)、五重塔(国宝)、夢殿(国宝)他 (多すぎてとても書ききれません)
中門金剛力士像(重要文化財)他 (これも多すぎて・・・・)
世界遺産
 

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日本最古の木造建築群だけあって、見所はたくさんあります。
時間をたっぷり取ってゆっくりと拝観いたしました。
全ての建物を紹介することは不可能ですし、いろいろなサイトにも紹介されています。
何よりも自分の眼で見ることが一番ですから、ここでは幾つかをご紹介するに留めます。

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境内の樹木は、このように上部が痛々しく剪定されてしまっています。
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これは、平成10年、台風により倒れた巨木により室生寺五重塔が倒れてしまったことにより、重要な建築物に被害が及ばないようにという措置だそうです。
仕方が無いといえば仕方が無いですが、少し寂しいですね。


法隆寺で有名なエンタシスの柱ですが、ギリシャ様式のエンタシスとは多少異なり、柱の下が膨らみが大きく、上のほうが膨らみが少ないことがわかります。
目の錯覚を利用して、柱が真っ直ぐに見えるようにという意図が指摘されています。

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しかしながら、エンタシスよりも注目すべきは、例えばこの柱↓です。
上下で部材が異なっていますね。

20070917-11.jpg  20070917-12.jpg

裏から見ると右写真のように、複雑についでいることが分かります。
このように、金具を使わずに、木材の接合部をノミや鋸でほぞや仕口を作り、その噛み合わせによって強固に接合する技術を用いています。


東院・西院の伽藍をゆっくり見て廻ることができるというのはなんという贅沢な時間なのでしょうか。
また、各伽藍の中に安置されている仏像・美術工芸品の数々、そして大宝蔵院の展示を見ると、パリの美術館にも負けない濃い内容であると感じます。

なお、ちょうど大宝蔵殿にて平成19年度秋季法隆寺秘宝展が開催されておりましたので、見学して参りました。
西院伽藍に関する、「いつ」「誰によって」建立されたのか?という疑問に対する学術的なアプローチがなされています。
また、平安の極彩仏像よみがえる/法隆寺の毘沙門天・吉祥天などで報じられた、当時の極彩色が復元された毘沙門天立像と吉祥天立像(いずれも国宝)レプリカも展示されておりました。

 
東院伽藍へ続く道。夢殿の屋根が見えますね。
それにしても暑い!!
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国宝指定の建造物・美術工芸品は下記のとおりです。

【建造物】 ⇒位置については公式サイトが参考になります。

・西院伽藍
金堂<飛鳥時代>
五重塔<飛鳥時代>
大講堂<平安時代>
経蔵<奈良時代>
鐘楼<平安時代>
中門<飛鳥時代>
聖霊院<鎌倉時代>
網封蔵<奈良時代>
食堂<奈良時代>
東室・西室<奈良時代>
三経院<鎌倉時代>
西円堂<鎌倉時代>
南大門<室町時代>
東大門<奈良時代>

・東院伽藍
夢殿<奈良時代>
伝法堂<奈良時代>
東院鐘楼<鎌倉時代>


【美術工芸品】
銅造釈迦如来及両脇侍像 止利作(金堂安置)
銅造薬師如来坐像(金堂安置)
木造四天王立像(金堂安置)
木造毘沙門天・吉祥天立像(金堂安置)
塑造塔本四面具 78躯・2基(五重塔安置)
木造薬師如来及両脇侍坐像(大講堂安置)
乾漆薬師如来坐像(西円堂安置)
木造釈迦如来及両脇侍坐像(上御堂安置)
銅造阿弥陀如来及両脇侍像(伝橘夫人念持仏)・木造厨子(所在大宝蔵院)
銅造観音菩薩立像(夢違観音)(所在大宝蔵院)
木造観音菩薩立像(九面観音)(所在大宝蔵院)
木造観音菩薩立像(百済観音)(所在大宝蔵院)
木造地蔵菩薩立像(所在大宝蔵院)
木造聖徳太子・山背王・殖栗王・卒末呂王・恵慈法師坐像(聖霊院安置)
木造観音菩薩立像(救世観音)(夢殿安置)
乾漆行信僧都坐像(所在夢殿)
塑造道詮律師坐像(所在夢殿)
玉虫厨子
黒漆螺鈿卓
四騎獅子狩文錦


■聖徳宗・中宮寺

所在地 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺北1-1-2
山号 法興山
宗派 聖徳宗
本尊 (伝)如意輪観音
創建年 (伝) 推古天皇29年(621年)
開基 (伝)聖徳太子
文化財 木造菩薩半跏像(国宝)・天寿国繍帳残闕(国宝)
紙製文殊菩薩立像(重要文化財) ・紙本墨書瑜伽師地論(重要文化財)

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境内は夢殿のすぐ東に接する子院地にあるため、そのまま徒歩で拝観できます。
木造菩薩半跏像は微笑みが美しい漆黒の木造です。
しかし、かつては彩色がされていたということで、法隆寺の毘沙門天立像・吉祥天立像同様に、どのような色使いだったのかを想像しながら拝んでまいりました。
また、天寿国繍帳残闕は、その中に描かれる月の兎が特に印象的でした。



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投稿者: kameno 日時: September 19, 2007 11:51 AM

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