秋の味覚・ギンナン

秋の味覚といえば何を思い浮かべますか?

栗、サンマ、柿、新そば・・・・・・・・・・
忘れてはならないのがギンナンです。

境内の銀杏も、あと2週間くらいで黄金色に変化していきます。
以前撮影した銀杏の変化の様子はこちらです


境内のギンナンもたくさん実り、秋に欠かせない味覚のひとつとなっていのです。

銀杏は、裸子植物のため、種子の周りが果肉に包まれています。
この処理が大変なんですね。
しばらく置いておいて、柔らかくなったところを、水を張った樽にいれ、グルグルとかき回します。
すると、果肉と種子が分離しますから、果肉を洗い流し、種子の部分だけを取って天日で乾燥させるわけです。

ギンナンを焼く器具は、このような網を使っています。
爆ぜても飛び散らないのでとても便利です。

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蓋の一部が開けられるようになっています。

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焼けた実を割る器具はこちら。
栗を割る器具・くりくり坊主と比較してみてください。
こちらは、まあ、ニッパーのような簡単なものです。

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どうです、この翡翠色の輝き。
アツアツですよ。
栗と一緒に御飯に炊き込むと最高に美味しいです。

投稿者: kameno 日時: 2006年11月 7日 07:04

コメント: 秋の味覚・ギンナン

> kameno 先生

確かに、銀杏は美味しいですね。
拙僧の実家でも、良く食べるのですが、祖母が土に埋めておくと、この皮が取れやすいというので、土に埋めておいたのですが、それを完全に忘却し、翌年に発芽・・・

かなりの数を埋めておいたため、結果的に数十本のイチョウの木が出てきました。今は、それを移植してちょっとしたイチョウ並木になっています。非常に強いイチョウの生命力ですから、銀杏を食べると滋養強壮に良いというのもうなずけます。

投稿者 tenjin95 | 2006年11月 7日 07:41

tenjin95さん
銀杏の木は成長が早いですからね?
実の方は、古くから漢方薬として利用されており、特に炭水化物の糖質、ミネラルのリン酸とカリウム、ビタミンAのカロチン・A効力など、栄養価が高いようですね。
これから銀杏の葉が散る季節になりますが、この葉が厄介です。
油分が多いし、葉脈が丈夫なので埋めても中々土に還りません。
残念なことに、ほとんどが事業系のゴミとなってしまいます。

投稿者 kameno | 2006年11月 7日 09:26

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