SPAMメールと仲良く付き合う方法

最近特にスパムメールが増えてきました。
ホームページに堂々とメールアドレスを公開しているので、適当なところで収集しているのでしょう。
迷惑極まりない面もありますが、そこは割り切って、一つの社会現象として付き合っていきたいと思います。

spam2.gif

↑は、私のところに届いたある日のスパムメールの一部ですが、本当にさまざまなスパムがありますね。(後述するPOPFILEによって、きれいにタイトルが[spam]と加えられて削除済みフォルダに収納されています)

スパムメールの実際については、
スパムメール コレクション by coco

にいろい展示されていますので、ご紹介いたします。


まず最初に、スパムの由来・意味について。

SPAM 【スパム】 読み方 : スパム 別名 : ジャンクメール, junk mail, バルクメール, bulk mail

 公開されているWebサイトなどから手に入れたe-mailアドレスに向けて、営利目的のメールを無差別に大量配信すること。インターネットを利用したダイレクトメール。

 インターネットではメール受信のための通信料は受信者の負担になるため、SPAMメールのように受信者の都合を考慮せず一方的に送られてくるこうしたメールは、極めて悪質な行為とされている。また、SPAM行為は同内容のメールを一度に大量に配信するため、インターネットの公共回線に負荷がかかる点も問題となっている。最近はiモード携帯電話など、インターネット接続機能を持つ携帯電話に対するSPAMが社会的な問題になっている。

 「SPAM」とは、Hormel Foods社の味付け豚肉の缶詰の商品名のこと。イギリスのコメディー番組Monty Python’s Flying Circus」(モンティ・パイソンの空飛ぶサーカス)の有名なコントに次のようなものがある。レストランに夫婦が入ってきてメニューを選んでいると、近くに座っているバイキングの一団が「SPAM、SPAM、SPAM!」と大声で歌いだす。次第に店員も「SPAM」を連呼しだし、最初は嫌がっていた夫婦も最後には屈してSPAMを注文せざるを得なくなる、という筋書き。ほしくもないのに大量に送りつけられてくる広告メールから、このコントでしつこく連呼される「SPAM」を連想したのが由来と言われている。

IT用語辞典
http://e-words.jp/w/SPAM.html

WIKIペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%A0_(%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB)


さて、スパムメールに対して、何も対策をしないと、不要メールばかり増えていって、本当に必要なメールが埋没してしまいます。
削除したりする時間も無駄になりますので、基本的な対策はしておいたほうが良いでしょう。


基本的な対策

■スパムメールに返事をしない

スパムメールは無差別に送りつけられるメールです。
返事があると、そのメールが生きていることをわざわざ報告してしまうことになり、余計にスパムメールが増える原因になります。
また、不用意に自分の情報を曝け出すことにもなりますので、「無視」することに限ります。

「配信停止はこちら xxx@xxx」というのは、あからさまな罠ですね。


スパムメールに返事を出したら――体験レポート
http://hotwired.goo.ne.jp/news/business/story/20030221104.html


■HTML形式のメールは開かない

HTML形式でメールを読む設定にしていると、確かにカラフルなメールを読むことができて便利なのですが、スパムメールを開いた瞬間に隠し画像が読み込まれて、メールが読まれたことを業者に通知されてしまう仕組みです。
困ったことに、一番普及している Outolook Expless の初期設定で、HTML形式でメールを読む設定になっているので、是非

「ツール」→「オプション」→「読取り」→「メッセージをテキスト形式で読取る」

というように設定しておきましょう。


■サイトに公開するメールアドレスは使い分ける

掲示板に投稿したり、自分のホームページに記載したりといった、公開する性格のメールは、使い分けたほうが良いかもしれません。
また、ホームページに公開するアドレスの標記を、16進法表記にするということもある程度有効です。
自動的にメールアドレスを収集するロボットに引っかかりにくくなるからです。

HTMLエンティティ生成


■スパム対策ソフトをつかう

一番のおすすめはこちらです。
特に、POPFILE という無料ソフトは私も重宝して使わせていただいています。

POPFILE日本語版
http://popfile.sourceforge.net/

「ベイズ理論」という強力なスパム判別機能を持ち、最初はまったく振り分けをしてくれないのですが、使って育てていくうちに、使用している人に特化したフィルターを作り上げていきます。
使い始めて数ヶ月になりますが、実に99.7%以上の判別率となっています。

spam.gif


ということで、今は私のところに届くスパム(と判別された)メールは、自動的に削除済みフォルダに直行してしまい、受信フォルダには必要なメールだけが残ります。

(もちろん、まだ100%正確ではないので、受信フォルダにまちがって振り分けられたSPAMを、SPAMだというように設定したり、逆にSPAMとして判別された必要なメールを、必要なメールだと設定し直しする必要はあります)

このソフトのおかげで、(今のところ)スパムメールとうまく付き合っていくことができています。

投稿者: kameno 日時: 2005年10月18日 12:02

コメント: SPAMメールと仲良く付き合う方法

> kameno 先生

久々にコメントいたします。
総持寺の御征忌、お疲れ様でした。

なお、拙僧はブログ上ではメアドを2つに分けて、そういった検索にかからないようにしております。そのためか、あまり増えないですね・・・来ないわけではないですが。

投稿者 tenjin95 | 2005年10月18日 23:04

tenjin95さん、コメント有難うございます。
公開用とプライベートを使い分ける事は、やはり有効な手段なのですね。

投稿者 kameno | 2005年10月18日 23:56

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