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2024年11月 3日
2022年1月、ゆうちょ銀行で硬貨を貯金する際に手数料がかかるようになった際、 硬貨の預け入れに手数料 というブログ記事を書きました。
その時に、﹁コインスター﹂というサービスが近所で始まったことを紹介したのですが、わずか1年ほどで﹁コインスター﹂の運営元が日本から撤退することになり、設置されていた機械も撤去されてしまいました。
そもそも、硬貨を機械で扱うことはかなり難易度が高いようで、ゆうちょ銀行のサイトには、なぜATMで硬貨受入の料金が必要なのかを下記のように説明しています。
ゆうちょ銀行 ATM硬貨預け入れ料金
■なぜ、ATM硬貨預払料金を導入するのですか。
ATMの運営において、硬貨の取り扱いには追加のコストが発生しております。また、ATMの設置が1~2台の郵便局も多く存在する中、硬貨を利用される場合、取扱時間が長くなることに加え、硬貨以外のものが投入される等により故障が発生し、ほかの多くのお客さまにご迷惑をお掛けしてしまうため、硬貨をご利用されるお客さまには一定のご負担をいただくことといたしました。お客さまにご負担をお願いすることとなりますが、何卒ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。
■なぜ、硬貨取扱料金が導入されるのですか。
硬貨をご利用のお客さまが年々増加傾向にあり、その対応や、硬貨以外のものが紛れている等の理由による機械の故障等が発生することで、硬貨をご利用のお客さまやそれ以外のお客さまを長時間お待たせすることなどから、硬貨の取り扱いを希望されるお客さまに一定のご負担をいただくことといたしました。お客さまにご負担をお願いすることとなりますが、お客さまのニーズを踏まえて、キャッシュレスサービスの利便性向上を推進してまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
つまり、硬貨の利用によってATM利用者の占有時間が長くなってしまう事、硬貨の取扱いにおいて機械が故障してしまう可能性が高いことなどが理由という事です。
寺院や神社においては、お賽銭や御朱印など、硬貨で浄財をいただくことが多く、硬貨を入金する機会も多いため、金融機関で硬貨の取扱いで料金が発生することは望ましくありません。
いまのところは、たいていの銀行のATM︵ゆうちょ銀行を除く︶ではATMに硬貨を100枚、それを複数回に分けて入金する場合は料金がかからないので助かっていますが、そのうちにキャッシュレス社会に向けて、硬貨の取扱いについて一律料金がかかるようになるかも知れません。