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2024年3月17日
今日は彼岸の入りです。
貞昌院から見る富士山は、ほぼ真西の方向にあり、春彼岸入りの日前後に、日没位置がちょうど富士山の真上となる﹁ダイヤモンド富士﹂となります。
本日夕刻、貞昌院境内︵天神山︶より撮影。
今年は春分の日︵3月20日︶を中心とした一週間が、彼岸となります。
この行事は、日本独自のもので、聖徳太子の時代に始まり、平安時代初期から朝廷で行われ、江戸時代に年中行事化したものです。
彼岸とは、この世︵此岸︶に対して、悟りの岸︵悟りの世界︶であり、仏道精進の意とも解されます。
また、彼岸の時期には太陽が真西に沈みますが、この西に沈む太陽を通して西方浄土を観じる、観無量寿経の﹁日想感﹂と、日本の古来からの先祖崇拝とが結びついて、日本独自の彼岸の行事が形成されたといわれています。
参考‥﹃岩波仏教辞典﹄︵中村元 他編︶岩波書店
さて、貞昌院では定期的に行っている年6回の墓地清掃のうち、春彼岸前の清掃を昨日までに終えました。
きっと、気持ちよく墓地参拝できることと存じます。