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PRESIDENT Onlineに次のような記事が掲載されていました。
「10個のリンゴを3人で公平に分けるには?」有名な思考クイズをひろゆきが解いたら...答えが斬新すぎた 問題の本質を見誤ると時間もお金もムダにする(PRESIDENT BOOKS) 以下引用、ひろゆき氏の回答 <中略>
ここにリンゴが10個あります。これを3人で公平に分けたいのですが、あなたならどう分けますか?
このクイズは、水平思考クイズとしてよく取り上げられる問題です。
水平思考というのは、筋道を立てて論理的に結論を出すロジカル・シンキングに対して、ラテラル・シンキングとも呼ばれます。既成概念や論理の制約となる前提にとらわれることなく、物事を多面的に考察し、水平方向に発想を広げる思考法です。
このクイズの場合、ロジカル・シンキングとラテラル・シンキングでは考え方が違うので、答えも異なります。
ロジカル・シンキングなら﹁3個ずつ分けて、残った1個を3等分する﹂﹁重さを量って3等分する﹂が答えになります。一方、ラテラル・シンキングだと﹁10個をミキサーにかけて、ジュースにして3等分する﹂という答えをよく見かけます。
﹁ジュースにする﹂方法は、一見﹁なるほど﹂と思うのですが、僕はこの答えはあまりスッキリしません。
そもそもジュースではなく、リンゴを食べたかった人がいたら不満が残ると思うんです。
﹁3個ずつ分けて、残った1個を3等分する﹂も平等そうに見えるのですが、1個を3等分するときに、ぴったり同じ大きさには切れないと思うので、これも不平が出るかもしれません。
不公平がどうでもよくなる解決法とは
そこで僕が考えた解決法はこれです。
﹁まず10個のリンゴを3個ずつに分けて、残った1個をAさんが3等分して、BさんとCさんがジャンケンをする。勝ったほうから3等分のうち1つをとって、残りをAさんがとる﹂
﹁残った1個を3等分﹂するのはロジカル・シンキングの答えと同じなのですが、切った人以外でじゃんけんをして、勝った人から3等分のなかで好きなものを選ぶようにすれば不満も出ません。切った人は1番小さいリンゴになるのですが、それに関しては﹁うまく3等分できなかった人の責任﹂だから文句も言えないよね、という考え方です。
この方法で納得できない人のために、もう一つ分け方を考えてみました。
﹁3個ずつ分けて、残った1個を100個ぐらいに細かく切ります。そのあと3人でジャンケンをして、勝った人から1破片ずつ順番に拾っていく﹂という方法です。
これなら切る人の責任も小さくなりますし、だんだん拾っていくうちに、大小の差はどうでもよくなる。なので、不平は気にならなくなると思います。
社会問題などの解決策を考える際は﹁みんなが満足する答え﹂がない場合が多いので、僕は最初から考えないことが多いです。ただ、この問題には﹁公平に分ける﹂という条件があるので、僕なりに公平な解決法を考えてみました。
解決策を考える際には、ロジカル・シンキングで考えることもありますし、ラテラル・シンキングを使うときもあれば、それ以外の方法を選ぶ場合もあります。要は、解決できるならどんな方法を使ってもいいと思うんですよ。
引用ここまで |