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2022年10月11日
大本山總持寺 新貫首 光潤道圭禅師 本山独住第二十六世 法雲周行猊下 晋山式禮︵新貫首としてのお披露目式︶が厳修されました。
令和4年10月11日︵火︶
9:00 大梵鐘十八声
新貫首猊下侍局ご出立
三門頭ご到着、山門法語
9:25 晋山行列上殿開始
佛殿・土地堂・祖堂法語︵於佛殿前︶
10:00 大祖堂御上殿
御両尊法語、御真殿拝登、五院独住法語
10:30 大梵鐘十八声 祝電披露
巡版
空座問訊
10:45 晋山開堂行列御上殿
諸疏宣読・拈伝衣
上堂︵拈香、問訊、請法香、白槌、垂語、問話、提綱、自序、謝語、拈則、結座、白槌︶
祝偈、祝辞、御垂示 祝拝
12:30 大祖堂ご退堂、散堂
写真は山門法語﹁照映鶴湾 一百余年 打開八字 秋生機先﹂をお唱えになる新貫首猊下
ここ数日雨模様の天気が続きましたが、式禮当日は秋晴れの青空が広がり、午前9時25分に三門行列が出発、佛殿前を経て約800人の参列者で満たされた大祖堂内に至り、晋山諸行事が修行されました。
式禮は映像記録で配信いたしましたので、そのアーカイブをご覧ください。
晋山開堂では、修行僧たちとの禅問答が行われました。
その中の1つをご紹介します。
︻問︼故江川辰三大和尚﹁我逢人﹂と示し給えり、現前の大禅師猊下自らの一句を示し給え
︻答︼太祖大師示されてのたまわく﹁縦使 難値難遇の事有るとも 必ず和合和睦の思いを生ずべし﹂ すなわち﹁一味同心﹂これなり
新貫首猊下が引用された﹁縦使 難値難遇の事有るとも 必ず和合和睦の思いを生ずべし は、太祖瑩山禅師が開かれ、晩年を過ごされた永光寺で著された﹃洞谷記﹄の一節です。
﹁たとえ、極めて困難なことに遭遇したとしても、必ず和合し睦み合う思いを起こしなさい﹂という意味であり、お寺が未来永劫にわたって存続するために一番肝要なことは﹁一味同心﹂︵=みんながお互い一致団結して仲良くすること︶である、と瑩山禅師はお示しになりました。
この﹁一味同心﹂は石附新貫首猊下の座右の銘でもあります。
皆が﹁一味同心﹂のこころをもって、大本山總持寺がこれからも益々堅固ならんことを願います。
おめでとうございました