« 大本山總持寺副貫首老師就任式 |
最新記事
| 春時雨 »
2022年3月11日
東日本大震災11年 復興へ誰一人取り残さない
東日本大震災は11日、発生から11年になる。第2期復興・創生期間︵2021~25年度︶に入り岩手、宮城、福島3県では防潮堤や災害公営住宅のハード整備をほぼ終えた。一方、東京電力福島第1原発事故の避難者を中心に3万8139人が古里に戻れていない。残された課題に向き合いつつ、関連死を含め約2万2200人の失われた命の鎮魂を祈る一日になる。
警察庁によると昨年3月1日以降、1人の遺体が犠牲者と判明。死者は1万5900人、行方不明者は3人減って2523人となった。避難生活による持病の悪化などが原因の関連死は、河北新報社の2月末時点の集計で3786人に上る。
昨年は三陸沿岸道︵仙台市-八戸市、359キロ︶など総延長570キロの復興道路・復興支援道路が全線開通。3県の伝承施設もそろい、災禍の記憶の継承は年々重みを増す。
気仙沼市本吉町の大谷海岸は、住民と行政が知恵を出して防潮堤の建設位置を陸側に後退させ、地域の宝の砂浜を守った。昨夏、11年ぶりに海水浴場が復活。震災後生まれの子どもたちが海と触れ合った。
﹁未来ある子どもたちが健やかに成長できるように見守りたい。復興事業が減り、経済的に苦しむ家庭もある﹂。震災直後から地域児童を支える気仙沼あそびーばーの会代表の鈴木美和子さん︵73︶は話す。
真新しい街並みの陰に癒えない心の傷を抱えた人もいる。孤立しがちな状況に新型コロナウイルス禍が追い打ちを掛ける。誰一人取り残さない復興を目指し、被災地に生きる人々は12年目へと歩み出す。
︵河北新報 2022/3/11配信︶
2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災から11年が経過しました。
震災でお亡くなりになられた方は、判明しているだけで15,900名、いまだに2,523名の方が行方不明となっています。
今年の3月11日の横浜は、暖かく穏やかな天気に恵まれました。
ただし、新型コロナウイルスの影響が未だに残り、静かな祈りの日となりました。
日本各地で祈りの法要が営まれ、寺院の大梵鐘が鳴らされました。
大本山總持寺でも、境内に大梵鐘の重厚な音が響き渡りました。