2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災から5年目の日を迎えました。
改めて1万5000人を超えるお亡くなりになられた方々への弔意を表します。
いまだ行方がわからない方も2500人を超えており、発見されたご遺体のうち身元が不明な方々も70名いらっしゃるということです。
震災から5年...復興﹁まだ半分﹂ 福島県民の7割感じる
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から丸5年となる11日を前に、福島民友新聞社は県民を対象にアンケートを行った。本県復興の実感を10%刻みで﹁復興度﹂として聞いたところ﹁0%﹂~﹁50%﹂の合計が約7割で、半数以上は復興の進み具合が﹁まだ半分﹂と感じていることが分かった。原発事故による避難が続いている状況が本県復興の遅さを感じさせる一因になっているとみられる。
福島大行政政策学類の丹波史紀准教授の協力を得て分析した。復興度について最も多かった回答は﹁50%﹂の102人︵全体の24.5%︶、次いで﹁30%﹂の78人︵同18.8%︶だった。丹波氏は﹁震災から5年が経過しても50%以上が多数を占めていないことの方が課題﹂と指摘した。
阪神大震災では、仮設住宅が震災から5年で解消されたことなどを踏まえ﹁阪神大震災や新潟県中越地震では3年が一つの区切りだったが、本県はいまだに10万人近くが避難生活を余儀なくされている状況。﹃道半ば﹄であるというのが全体の傾向だろう﹂とした。
アンケートは、福島民友新聞社の記者が2月中旬から今月4日にかけ住民への聞き取りで行った。回答者数は416人。年代別や居住地域別で分類。原発事故により避難をしている人は避難元の住所で回答した。
︵福島民友新聞3月11日配信︶
地域により復興の度合いに大きな差がでていることも浮き彫りになりました。
年月の経過により、記憶は風化しがちですが、必要な地域に必要な支援が届くよう常に心を寄せていたいものです。
震災直後に眺めた松島湾の<穏やかな>日の出。
震災発生の時刻には全国寺院で梵鐘を同時に撞くということも予定されています。