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2016年1月 7日
新年を迎えてから1週間経過しました。
今日は七草の日。
七草粥の習慣は、中国から伝わりました。中国ではやはり正月七日に﹁七種菜羹﹂という、七種類の野菜を入れた羹を食べて、無病息災を願う風習がありました。
それが、日本の平安期に行われていた、米・粟・黍・稗・みの・胡麻・小豆の七種の穀物を粥に入れる、七穀粥と結びつき、春先に採れる野菜を入れるようになったようです。
今朝の定例坐禅会では、お粥に七草を炊きこみ、併せて鏡餅を少し早めに開いて加えました。
春の七草は、次のとおりですが、これら七草は、﹁日本のハーブ﹂とも呼ばれています。
かぶや大根は、アミラーゼを豊富に含み、消化を助けますし、セリ・ナズナなどは整腸作用があります。
﹁芹、なづな、御行、はくべら、仏座、すずな、すずしろ、これぞ七種﹂ ﹃河海抄﹄(1362年)
芹︵せり=セリ︶
薺︵なずな=ペンペン草︶
御形︵ごぎょう=ハハコグサ︶
繁縷︵はこべら=ハコベ
仏の座︵ほとけのざ=コオニタビラコ︶
菘︵すずな=かぶ
蘿蔔︵すずしろ=大根
正月三が日はおせち料理とか、檀家さんにお出しした料理の残り、それらを利用したお雑煮などの食事が続きました。
新年から一週間目に、このようなやさしい食事で胃を休ませてくれる、古来からの知恵が伝えられているっていうのは良いことだと思います。
あかときの初打坐お終へて七草粥
無病息災ならしめ給へ
投稿者 座禅会の1人 | 2016年1月 7日 15:11