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2015年11月25日
打ち上げ成功おめでとう! H-IIAロケット29号機、通信衛星﹁テルスター12ヴァンテージ﹂の打ち上げに成功
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構︵JAXA︶は2015年11月24日15時50分、カナダの通信衛星﹁テルスター12ヴァンテージ﹂を搭載したH-IIAロケット29号機を、種子島宇宙センターから打ち上げた。
ロケットは順調に飛行し、打ち上げから約4時間27分後に衛星を分離して、打ち上げは成功した。
テルスター12ヴァンテージは、カナダのテレサット社が運用する通信衛星で、エアバス・ディフェンス&スペース社が製造した。西経15度の静止軌道から、南大西洋やカリブ地方、地中海、北海地域などに向けて通信サーヴィスを展開する。衛星の打ち上げ時の質量は4900kgで、設計寿命は15年が予定されている。
今回打ち上げられたH-IIAは、﹁高度化﹂と呼ばれる改良が初めて適用された。この高度化によって、ロケットの第2段が長時間飛行したり、エンジンを再々着火したりできるようになり、従来よりも静止衛星をより静止軌道に近い軌道に投入することが可能となった。
また、民間企業から受注した衛星の打ち上げも日本のロケットにとって初めてのこととなり、今回の成功はH-IIAロケットにとって、また日本の宇宙産業にとって大きな意味をもつ打ち上げとなった。
︵sorae.jp 11月24日(火)22時0分配信︶
11月24日午後3時50分、カナダの通信放送衛星を搭載したH2Aロケット29号機が鹿児島県の種子島宇宙センターから打上げられました。
商業用の人工衛星を静止軌道に投入するのは今回が初めてで、今後は商業衛星市場への本格参入が期待されます。
特に、今回の成功でH2Aロケットは成功率が96.5%になり、信頼度も確固たるものとなりました。
また、飛行の高度化により、これまでよりも静止軌道により近い位置に衛星を投入することが出来るようになり、国際的な競争力も期待されます。
先日のMRJ初飛行成功のニュースに引き続き、明るいニュースでした。