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2015年5月 6日
曹洞宗では、お釈迦さまの教えなどを歌詞にして節をつけてお唱えをします。
これを﹁梅花流﹂といいます。
梅花講のある寺院では、講員さんたちが詠讃歌の練習を行なっています。
今月はこの梅花流の全国大会が神奈川県︵横浜・みなとみらい地区︶で開催されます。
■曹洞宗公式サイトから梅花流詠讃歌を試聴できたり洋楽譜をダウンロードできます。
このように、せっかく梅花流の洋楽譜が公開されておりますので、その洋楽譜どおりデータ化する作業を前宗務所の同僚と試みています。
電子楽器のデータのスタンダードな規格にMIDI︵Musical Instrument Digital Interface︶があり、広く普及していますので、このデータ形式を用いました。
MIDIは﹁○番の音色を●番の音階で鳴らす﹂といった演奏情報のみのデータですので、パソコン、アンドロイド、i-phoneなどに搭載された音源で鳴らすことができます。
もちろん、キーボードなどの電子楽器でもMIDIに対応したものは多いので、広く活用できます。
また、MIDIプレイヤーは何種類もあるので、使いやすいものを選ぶ事ができます。
動画で説明したほうが速いと思いますので、アンドロイド端末でのデモを撮影しました。
このように、任意のパートから演奏することができますし、拍速やキーの上げ下げ、音色の変更も自由です。
※あえてアヤ、ツヤ、ユリなどは入れていません。楽譜通りのベタ打ちです。そのほうが練習には良いと考えます。
--------------︵蛇足︶-----------------
なお、VocaloidソフトもMIDI再生ソフトの一種ですので、Vocaloidソフトでデータを演奏する︵歌ってもらう︶とこのようになります。
まあ、蛇足の方は置いておいて、普段の練習に活用できる有用なデータの提供というのは大きな意味があると思うのです。