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2012年10月17日
まもなく地元の小学校、横浜市立﹁永野小学校﹂は創立120周年を迎えます。
これまでの 歴史年表についてはこちらをご参照ください。
現在、永野小学校で歌われている﹁おおぞらーは・・・﹂の歌詞で始まる校歌は、実は昭和45(1970)年に制定された二代目の校歌です。
では、それまでの校歌は、というと、次のようなものでした。
横浜市立永野小学校校歌
作詞‥斎藤止女男 校閲‥吉原敏雄 作曲‥土屋八郎
1
港都の南 春されば ︵こうとのみなみ はるされば︶
梅いちはやく 香にたちて ︵うめいちはやく かにたちて︶
古賢の教 あたらしく ︵こけんのおしえ あたらしく︶
今日の心を 照らすべし ︵きょうのこころを てらすべし︶
誠ぞ神の 道ならん ︵まことぞかみの みちならん︶
2
丘は太古の 丘にして ︵おかはたいこの おかにして︶
川は昔の 馬洗 ︵かわはむかしの うまあらい︶
ああ悠久の 天地に ︵ああゆうきゅうの あめつちに︶
みのりし父祖の 伝統は ︵みのりしふその でんとうは︶
広野の土に 継がんかな ︵こうやのつちに つがんかな︶
3
弥生の空に 咲きにおう ︵やよいのそらに さきにおう︶
桜は明日を 彩どらん ︵さくらはあすを いろどらん︶
文化日本の 象徴にて ︵ぶんかにほんの しるしにて︶
わが学び舎に 光あれ ︵わがまなびやに ひかりあれ︶
現在の校歌はこちら。
﹁永野小学校校歌﹂
作詞‥蕪木直行 作曲‥松井健祐
1
大空は 光豊かに (おおぞらは ひかりゆたかに︶
目にしみる 木々のみどり葉 ︵めにしみる きぎのみどりば︶
学舎に かたく受け継ぐ ︵まなびやに かたくうけつぐ︶
遠き世の 永野の誇り ︵とおきよの ながののほこり︶
心あらたに 今日も学ぼう ︵こころあらたに きょうもまなぼう︶
力尽くして 力尽くして ︵ちからつくして ちからつくして︶
2
花々は 校庭に溢れて ︵はなばなは にわにあふれて︶
風吹けば 明るく匂う ︵かぜふけば あかるくにおう︶
友情は 絶えるときなく ︵ゆうじょうは たえるときなく︶
睦みあう 永野の誇り ︵むつみあう ながののほこり︶
ともに手を取り 今日も進もう ︵ともにてをとり きょうもすすもう︶
力合わせて 力合わせて ︵ちからあわせて ちからあわせて︶
3
飛ぶ鳥の 羽のたしかさ ︵とぶとりの はねのたしかさ︶
さわやかに 空行く姿 ︵さわやかに そらゆくすがた︶
たくましく からた鍛えて ︵たくましく からだきたえて︶
明日を呼ぶ 永野の誇り ︵あすをよぶ ながののほこり︶
声高らかに 今日も歌おう ︵こえたからかに きょうもうたおう︶
望み果てなく 望み果てなく ︵のぞみはてなく のぞみはてなく︶
この新しい歌は、当初は﹁永野小学校こどもの歌﹂として作られたものでした。
作曲された松井先生直筆の楽譜を御紹介いたします。
それまでの主旨を汲みつつ、現代的な明るい曲調であるために、昭和45(1970)年、﹁永野小学校こどもの歌﹂が正式に﹁永野小学校校歌﹂として制定されたのでした。
追記
旧校歌の2番目の歌詞、﹁広野﹂を﹁こうや﹂として記載しましたが、﹁こうや﹂なのか﹁ひろの﹂なのか記憶が曖昧です。
ご存知のかたがいらっしゃったら、読みについてお知らせくださいますようお願いします。