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2011年9月30日
元東証1部上場、シルバー精工が経営破綻 民事再生法を適用
帝国データバンクは29日、プリンターやミシンなどを製造するシルバー精工が東京地裁に民事再生法の適用を申請し、受理されたと発表した。27日付。帝国データによると、負債総額は12億7226万円。ミシン需要の低迷やプリンター機器の販売競争の激化などから業績が低迷していた。
シルバー精工は1952年設立。ミシンなどの編み物・織物を手がけてきたが、ミシン需要の低迷を受けてカラープリンターなどの情報機器や掃除機などの家庭用機器の製造に注力。91年3月期には売上高140億円を計上していた。しかし、94年ごろから業績が悪化。2010年3月期には連結売上高は34億円まで減少、19億円の最終赤字を計上していた。
シルバー精工は84年には東証1部に上場していたものの、今年1月、上場廃止となっていた。
︵朝日新聞2011.9.29)
ちょっと残念なニュースが入ってきました。
経営破たんしたシルバー精工は、昨年末に2回目の手形不渡りを出して銀行取引停止処分となり、今年1月に上場廃止となっていました。
株は仕手株となって、もはや健全な会社運営ができる状態ではなかったようです。
シルバー精工といえば、ミシンやタイプライターが有名ですが、貞昌院で数年前に導入した紙折り機もこの会社の製品です。
⇒http://teishoin.net/blog/002588.html
今でも活躍してくれ、重宝している紙折り機の製造元が無くなってしまいました。
機械の調子が悪くなった際にサポートセンターに送ると、丁寧な対応で修理していただき、詳しい原因解説付きで修理品が戻ってきました。
ユーザーに優しい真摯な会社だっただけになおさら残念に感じます。
このような手ごろな価格でコンパクトな紙折り機は他にはほとんど無いので、今ある貴重な機械をを大切に使っていきたいと考えています。