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2011年4月29日
連休初日の今日︵4月29日︶、東北新幹線が全線復旧しました。
震災発生から50日目での復旧です。
被害を受けた区間が約500km、損傷箇所約1200カ所という、過去の震災よりはるかに甚大な被害であったことを考えると驚異的な復旧速度です。
改めて、日本の土木技術の高さを感じますし、復旧に携わった多くの方々に敬意を表さずにはいられません。
今回の驚異的な復旧には、過去の大震災に学んだ多くの教訓が生かされています。
まずは、阪神大震災後進められてきた耐震対策が功を奏して、大規模な橋脚の破損が避けられたことが挙げられます。
阪神大震災直後、JR東日本では緊急耐震補強対策として、3千本を越える高架橋の柱に鋼板を巻くなどの補強工事を施してきました。
適切な安全対策が、大きな被害を防ぎ、早期の復旧の要因となっています。
また、復旧工事初動の早さも復旧の早さに大きな原動力となりました。
東日本大震災で損傷を受けた約1200カ所のうち、1カ月以内に1100箇所以上の修復を終えています。
一ヵ月後の4月11日に発生した震度6強の強い余震で被害が増えたものの、その後10日で約9割の修復工事を終えています。
1日あたり3千人による集中的な復旧作業、その工程管理も適切だったのでしょう。
日本は地震大国です。
しかし、震災で蓄積された土木技術の進歩は著しく、技術力では世界随一といっても良いでしょう。
今日の東北新幹線全線再開で、初めて青森から鹿児島まで新幹線で結ばれることとなりました。
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JR九州の九州新幹線の全線開業は東日本大震災本震発生の翌日でした。
震災のニュースにかき消されて、祝典も中止となってしまいました。
流される予定だった全線開業CMは﹁祝賀ムードどころではない﹂ということで僅か3日間放送されただけで﹁幻のCM﹂となっています。
しかし、その素晴らしいCMの内容はクチコミで広がり、評判になっています。
最後に提案です。
青森から鹿児島まで繋がったわけですから、東北新幹線~東海道山陽新幹線~九州新幹線全線を繋いだ新CMを作成してみては如何でしょうか。
一つになった日本に、新しい力が生まれています。
つながろう 日本!
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