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2011年3月26日
東日本大震災の影響で、日本全体が﹁自粛﹂ムードになっています。
震災直後、大阪、道頓堀のグリコの看板が、節電に協力するために当分の間点灯を取りやめたというニュースがありました。
おそらく、今も消灯しているのではないでしょうか。
さらにいろいろと話を伺うと、関西のみならず、九州の方々にも、節電ムード、さまざまな行事の自粛ムードが広がっています。
しかし、日本全体が自粛ムードということは、あまり好ましく無いことだと考えます。
︵図はウィキメディアより︶
今回の震災で、東日本エリアを賄う発電所が損壊してしまい、需要量を賄うだけの発電能力が失われてしまったため、本州東半分では計画節電の実施が長引きそうです。
国内での交流電源の周波数が、東日本と西日本での50ヘルツと60ヘルツと異なることは、西日本の電力を大々的に東日本に融通する障壁となっています。
一つの国の中に複数の周波数が明確に混在している国は、日本くらいでしょう。
しかし、この障壁を逆に考えると、西日本は電気に関しては震災の影響をほとんど受けず、節電を気にせずに﹁平常どおり﹂産業活動を行なうことが可能である地域であるとも考えることができます。
西日本の皆様には、こんな時だからこそ、﹁元気の無くなっている﹂東日本の分まで活発に︵派手にということではないですよ︶経済活動を行なって欲しいと考えています。
それが回りまわって、結局は被災地復興支援の大きな原動力になります。
ひとことで言うと、現段階では北海道を除く東日本では﹁節電﹂が復興支援、西日本では﹁電気を使うこと﹂が復興支援 ということでしょう。
追記 宗門行事の梅花流全国奉詠大会︵島根県開催︶も中止が検討されています。
これも、上記の理由で、また、被災された方々へのメッセージを込めた大会として開催するべきではないかと考え、神奈川県第二宗務所としての意見書を本庁に提出いたしました。